特集:東大生の住まい方(1)東大進学時の住まいの選択肢編

2022.01.14

住まい

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特集:東大生の住まい方

東大に進学するとしたら、どうやって住むのがいいんだろう?
物件ってどうやって探せばいいの…?
なにか大学が支援してくれたりするのかな…?

大学生活を送る上で重要な要素の一つになる住まい。今回の特集では、東大に進学した際の様々な住まい方についてみなさんにご紹介します。
ぜひ先輩の声を参考に、東大生になった時の住まい方のイメージを膨らませてみてください!

第1回目は、東大に進学した際の住まい方の多様な選択肢を紹介します。

住まい方の種類

はじめに、あなたが東大に進学した時に、どのような住まい方がありうるのか考えてみましょう。おおまかには、以下のフローチャートに沿ってふさわしい「住まい」を選択することになります。 フローチャートではまず、実家で暮らすか否かが最初の大きな分岐になります。そこで実家以外で住むことを選ぶ場合は、一人で暮らすか、誰かと共同生活をするかの選択をする必要があります。共同生活をする場合、主に東大の学生宿舎(寮)で暮らすことが考えられますが、それも個室型とシェア型に分かれています。またそれ以外にも、本特集では詳しく扱いませんが、東大以外の学生宿舎で暮らすことや親戚等の家に住まわせてもらうこと、シェアハウスで暮らすなどの選択肢も考えられます。

こうしてみると、一口に「住まい」といっても多様な選択肢があることが分かります。ここからは、みなさんの中でも考えている人が多いと思われる、実家暮らし、一人暮らし、学生宿舎暮らしの3つの選択肢を取り上げ、詳しくみていきましょう。

実家暮らしの場合…

実家から東大がさほど遠くない場合、まず思い浮かぶのは自宅から東大に通う選択肢でしょう。家賃や生活費がかからないことや親元にいられる安心感は、実家暮らしの大きなメリットといえます。しかし、大学までの通学時間の短さや一人の気楽さ、または他の学生と暮らすことへの憧れなどから、他の住まい方を考えることもあるかもしれません。

こうした実家暮らしのメリット・デメリットについてどのように考えているのか、実際に実家から東大に通う先輩の声を聞いてみましょう。

  

一人暮らしの場合…

一人暮らしをする場合、多くは自分で不動産会社に行き、物件を探すことになります。立地や間取り、予算など決めることが沢山あり、特に東大から離れた場所に住んでいる場合は、物件選びに何度も通うことは難しいですよね。そのため、いつ頃から物件探しを始めるかといったスケジュールについても知っておくことが重要になります。

また、東大が行っている一人暮らしの支援制度を活用するのも一つの手です。例えば、一定の条件を満たす女子学生に、入学から最大2年間、東京大学が用意する物件の家賃の一部(月額3万円)を補助する「女子学生向けの住まい支援」が行われています。支援対象となる物件には、東大が提携する民間等の居室をはじめ、下記でも紹介する東大の学生宿舎の1つである目白台インターナショナル・ビレッジの部屋も含まれます。条件が合えばとても魅力的な制度ですので、ぜひ検討してみることをおすすめします。キミの東大では、過去に女子学生向けの住まい支援を利用して一人暮らしを行なっている女子学生へのインタビューも行なっていますので参考にしてください。

今回の特集では、住まい支援は利用せずに自身で家探しを行った一人暮らし生の先輩に、一人暮らしを考える多くの受験生が気になっているであろう、物件探しのポイントやスケジュール、また注意点について詳しく語ってもらいます!

他にも、東京大学生協では、キャンパス内やwebサイト上での情報提供に加えて、毎年1〜3月頃に提携不動産会社が集まる「住まい相談会」を実施しています。ぜひ、こうした機会も利用して、物件探しにお役立てください。


学生宿舎で暮らす場合…

比較的安価で設備も充実している学生宿舎は学生の強い味方といえます。東大には現在主に3つの学生宿舎がありますが、特に新入生のみなさんには、三鷹学生宿舎と目白台インターナショナル・ビレッジが候補となることでしょう。各学生宿舎の主な特徴は以下の通りです。

    学部の新入生向け:三鷹国際学生宿舎(個室型)

    三鷹国際学生宿舎 共用棟の屋内
  • ・最寄駅は三鷹台駅(駒場キャンパスまでは45〜60分ほど)
    ・男女共同の宿舎だが女子学生専用フロアあり
    ・個室型(約13平方m)で、各部屋にトイレ、シャワー、ミニキッチン等完備
    ・月の基本諸経費は8,850円


  • 東大に在籍する学生・研究者向け:目白台インターナショナル・ビレッジ(個室型・シェア型)

    目白台インターナショナル・ビレッジ 居室からの眺め(撮影:学生ライター A.T.)
  • ・最寄駅は護国寺駅(駒場キャンパスまで電車で約30〜45分、本郷キャンパスまで電車で約20分、自転車で約25分)
    ・学生が入居できる居室には独立型とシェア型があり、それぞれ広さ等が異なるいくつかのタイプがある
     (学部新入生はシェア型A・Bタイプのみ入居可)
    ・月額施設使用料は独立型の場合は75,000〜135,000円程度、シェア型の場合は55,000〜70,000円程度


  • 学部後期課程・大学院生向け:豊島国際学生宿舎A棟(個室型)、豊島国際学生宿舎B棟(シェア型)

    豊島国際学生宿舎A棟外観
  • ・最寄駅は西巣鴨駅など(本郷キャンパスまで自転車で25分ほど)
    ・A棟は個室型で、個室にはトイレやミニキッチン等が完備
     宿舎費は光熱水費別で月額10,000円
    ・B棟は、個室およびユニットコモンという共有スペースから成り立つシェアタイプ
     基本10室を1ユニットとし、それぞれ寝室(個室)があり、リビングやキッチン等はユニットで共有
     宿舎費は、月額36,300円+光熱水費等を含む管理費7,000円

このように、学部後期課程向けのものも含め、学生宿舎にも様々な種類があることが分かります。今回の特集では、学生の相互交流の観点からも近年注目を集めるシェア型の学生宿舎に住む東大生に、気になる学生宿舎での生活について教えてもらいましょう!

また、学生宿舎については、東大ことはじめにも詳しい説明がありますのでぜひ参考にしてみてください。

次回以降は、実際に様々な住まい方をする先輩東大生へのインタビューを通じて、それぞれの住まい方について詳しく掘り下げていきます!


企画・構成/「キミの東大」企画・編集チーム
WEB構成/肥後沙結美