特集:東大生の住まい方(4)学生宿舎(シェア型)暮らし編

2022.06.08

住まい

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シェア型の学生宿舎ってどんな感じ?先輩に聞いてみよう!

東大生の多様な住まい方を取り上げる本企画。第4回は、シェア型の学生宿舎に住む先輩を取り上げます。最近注目を集める「シェア型」の学生宿舎の特徴をおさえつつ、気になる他の学生との関わりや普段の生活について聞いてみましょう!


  • Interviewee Profile

    氏名:平智悦さん
    所属:文科二類(2年生、インタビュー時は1年生)
    出身:山口県
    現在の住まい:目白台インターナショナル・ビレッジ
    部屋:Aタイプ
       光熱費等を含む家賃・管理費82,300円
    月の生活費:11万円程度
    通学時間:駒場キャンパスまで約40分(乗換2回)



中学時代からの寮生活

――山口県出身とのことですが、大学進学を機に親元を離れられたんですか?
 いや、中高一貫校に通っていて、中学からは地元の学生寮で、高校からは鹿児島の学生寮で生活していました。なので、親元で暮らしていたのは小学校までで、寮暮らし歴はもう7年目ですね。それもあって、大学選びの時も、大学の立地にはそこまでこだわりはなく、一人暮らしや寮生活にもなんの抵抗感もありませんでした。国公立に行きたかったのと、あと経済学をやりたかったので、そのための環境が整っていそうな東大を目指すことにしました。

――寮生活も長いので、大学進学後も学生寮に住むつもりでいたんですか?
 それが、受験前は、なんとなく一人暮らしかなと思っていたんですよね。寮の情報をあまり知らなくて、学生運動が激しそうみたいなイメージしかなかったので(笑)。それで、駒場周辺の物件を調べたりもしましたが、コロナ禍で一人暮らしをすると、本当に孤独になってしまうんじゃないかと思って。それが、目白台インターナショナル・ビレッジ(以下、MIV)での寮暮らしの決め手になりました。

――東大の他の学生宿舎も検討されましたか?
 豊島寮は基本的に学部3・4年生向けなので、三鷹寮は調べました。私は学校推薦型選抜で入学しているのですが、一次選抜通過時に送られてきた住まいの案内に情報が載っていて、最寄駅が護国寺なのでどこへ行くにもアクセスがいいし、すごく新しい寮なので、ここならいいかなとMIVに決めました。もともと高校の寮もシェア型だったこともあって、そこは全然気になりませんでした。
 事前に上京して見学するのは難しかったのでオンライン見学で部屋の様子を見ましたが、広さは分かりにくく、間取りや収納がどれくらいあるかをチェックしました。収納スペースは少し足りなかったので、自分なりに工夫しています。


つかず離れずの共同生活

――現在はどれくらいキャンパスに通っていますか?
 サークルの活動場所が駒場ではないので、大学に行くのは対面授業がある週3日くらいです。大体7時半〜8時に起きて準備をして、9時半にここを出れば2限に間に合うくらいです。そこから5限まで授業で、図書館に行く時間なども入れて19時頃まで大学にいて、帰ってくると20時頃なので、ごはんを作ってお風呂に入って…としているともう寝る時間という感じです。オンライン授業の日は、各部屋にWi-Fiと有線LANがあるので自分の部屋から受けています。防音もかなりしっかりしているので、授業には何の支障もないです。

――休日はどこで過ごすことが多いですか?
 コロナのせいか共有スペースに長居する人が少ないこともあって、勉強や作業をする時は自分の個室でしています。あとは、MIVからは駒場より本郷の方が気軽に行ける感じがするので、休みの日に本郷の図書館を使うこともあります。キッチンとかの共有スペースを使うことがなければ、基本は自分の個室にいる時間の方が多いですね。

――シェア型だからといって、人と密に関わらないといけないわけでもないんですね。
 そうなんですよね。共有スペースにたまたま人がいない日だと、1日誰とも話さないこともあります。共有のところに誰かいたら話すことはありますが、わざわざ部屋をノックして呼び出すとかはないですね。でも、都合が合う時は一緒にご飯を作って食べることもあって、この前もブロック内の数人で唐揚げパーティーをしました。
 当番や共同作業といったことも、あまりないです。ゴミ捨ては各自で行いますし、掃除は週1回程度は清掃業者が入りますが、基本的には共有部分のものを使ったら自分で片付け、気になった人が掃除する形になっています。なので、共有部分の清潔さは、そのユニットの人たちに左右されますね。うちはきれいな方だと思いますが、電子レンジの中はやや汚れているかも…(笑)。


――高校までの寮と比べてみてどうですか?
 高校時代は寮の勉強部屋にみんなで集まることが割とあって、そういうのは嫌いではなかったので、ここに入りたての頃は他の人との関わりが思ったより少なくて驚きました。それでも、やっぱりここは抜群にきれいですし、共用部分にいろいろなものがあって充実しています。

――これからもMIVに住み続ける予定ですか?
 ひとまず来年もここを更新することにしました。結構MIVは気に入っていますが、友達を泊めることができないのがネックなんですよね。普段は外部の人を呼んで1階のダイニングホールでご飯を食べたりできるんですが、今はコロナでそれも制限されていて。なので、今後一人暮らしも考えようかなと思っていますが、ここはハード面も家賃の面もかなり条件がいいので、これ以上の場所はない気もしています。

シェア型の学生宿舎での暮らしを考えるあなたへ

――1年くらい生活してみて、改めてシェア型の学生宿舎に住んでよかった点を教えてもらえますか?
 やっぱり、間違いなく孤独にならないところですね。誰かと話したいと思ったら、共用スペースに行けばだいたい誰かしらいて、ちゃんと会話ができるので、それはすごく良かったなと思います。1人暮らしだと、特にオンライン授業の日は本当に誰にも会わないことが多くなりそうだったので助かっています。逆に、今日は1人でいたいという時は個室にいればいいので、自分にとって心地いい距離感が保てる感じがしています。

――逆に、ここはイマイチだなと思うところはありますか?
 友達を呼べないところが一番ですかね。あと、1人暮らしだったら、間取りや日当たりとかの細々したところまで選べると思うんですけど、寮だと部屋が抽選で決まっちゃうので、その辺りですかね。もう少し広い部屋もいいなと一応希望は出したんですが、抽選制で倍率も高いみたいで、結局通らなかったです。

――最後に、シェア型の学生宿舎を考える受験生に、一言お願いします。
 間違いなく、MIVは住環境としてはソフト・ハード両面ともすごく素晴らしい場所だと思うので、寮生活になじめるかなという心配は、あまりする必要はないのかなというふうに思います。

――シェア型の学生宿舎の意外な面も知ることができて、とても参考になりました。どうもありがとうございました!

作成/2022年6月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム