特集:東大生の住まい方(2)一人暮らし編

2022.02.10

住まい

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一人暮らしってどんな感じ?先輩に聞いてみよう!

東大生の多様な住まい方を取り上げる本企画。第2回は、東大への進学を機に一人暮らしをする学生を取り上げます。物件探しのスケジュールや、実際の一人暮らし生活について詳しく教えてもらいましょう。


  • Interviewee Profile

    氏名:大久保直美さん
    所属:理科一類(2年生)
    出身:愛知県
    現在の住まい:本郷キャンパスから徒歩10分圏内のアパート
    一人暮らし歴:1年2ヶ月



前年の反省を活かして早めの物件探し

――大久保さんは愛知県出身ということですが、地元以外の大学も結構考えられていたんですか?
 いえ、東大以外は結局地元から通える範囲内の大学しか受けなかったです。工学系に進みたかったのですが、地元の私大であまり学費も高くない良い大学もあったので。

――では、東大に進学した場合に限って上京するつもりだったのですね。上京するにあたって、一人暮らし以外の住まい方も考えましたか。
 あんまり寮とかのイメージはなかったので、アパートを借りて一人暮らしをするのかなと。それくらいであまり具体的には考えてなかったです。あと、 三鷹寮は大学から遠くて狭いという噂を聞いたことがあって、本当かどうか確認しないまま、漠然ともっと近くて広いところがいいかなあと。

――いつ頃から一人暮らしの準備を始めていたんですか?
 私は入学前に浪人していて、現役の時は入試が終わってから合格発表くらいの時期に物件を探し始めたので、あまり良さそうなところが見つけられなくて。それもあって、浪人の時は親が早めに物件を探して始めてくれていたんです。どういう条件のところがいいかを聞かれて、広くて便利なところでバス・トイレ別、2口コンロのところがいいと伝えていました。それで、入試の日に親も一緒に上京して目星をつけていたところ2、3件へ内見に行ってくれ、その1つをひとまずを仮押さえしたけどいいかと聞かれて「いいと思う」って。なので、私自身は3月末に引っ越すまで物件を直接みることはなかったです。

大久保さんの物件探し・引っ越しスケジュール

――大久保さん自身も物件について調べられたりしたんですか?
 東大生協の冊子をちょっと読んでいたくらいであまり…。進学が決まった後に色々と考え始めたっていう感じですね。女子学生対象の住まい支援も現役の時は検討したんですが、私の「近さ」のように、とくにこだわりがあるとうまく希望に合う物件が見つかるとはかぎらなくて、安いのはたしかに魅力ですが結局使わなかったですね。

――親御さんは、親元を離れることについて何かおっしゃっていましたか?
 割と早い時期から東大に行きたいと言っていたので、それもあってか特に何も言われませんでした。一人暮らしをすることについても何も言われませんでしたね。ただ、アレルギーもあるから食べ物には気を遣いなさいとは言われて、あと自分で料理するだろうなということもあって、食事が出るタイプの寮は検討しませんでした。住まい方というよりは、住んだ後の暮らしを心配していましたね。

 

実際に一人暮らしを始めてみて…

――ただ、一人暮らしを始められたのは1年生の9月からだったんですね。
 3月末に引っ越しは済ませていたんですが、1年のSセメスターは全面オンライン授業になってしまったので、実家に戻ってそこで授業を受けていました。

――実際に一人で住み始めてみてどうでしたか?
 友達と遊びに行って授業後にご飯をするとか、その場で突発的に決められるのは一人暮らしの自由さだなと思いました。やっぱり実家とか夕食が出るタイプの寮だと、今日はご飯いるかどうか言っておかないといけないところもあるようなので。友達を呼んだりとかもしようと思えば自由にできますしね。あと、先に駒場で生活し始めていた友達がいたので、困った時は助け合おうと話していて、最初の頃は近くの便利なスーパーとかを教えてもらったりしましたね。
 でも、近くに大きいスーパーがなくて、料理しようと思っても食べ物を買い込むことが難しくて。大学の近くに住んでいたので結構学食を使おうと思っていたんですが、コロナで昼しか空いていないことがあって、自分で作らないといけなくなったので。近くにファーストフードもあまりなかったので、最初の頃は食事を作るのが大変でした。5限が終わった後に自炊とか結構つらいですし。

――最近、最初に住み始めた駒場の近くから、本郷の近くに移られたんですよね。本郷の近くでの暮らしはいかがですか?
 2年の後期から少しずつ本郷キャンパスでの授業も増えるので、本郷の近くに引っ越そうと8月の帰省中にネットで探し始めました。ちょうどコロナがひどい時期だったのでオンライン内見などをして契約まで全てネットで済ませ、9月終わり頃に引っ越しました。だいたい11〜12月頃に引っ越す子が多い気がします。駒場での一人暮らしで、バス・トイレ別ではなくてもいいかなと思ったので、今回はそこは妥協しました。
 大学から10分もかからないので、授業に行くにも便利だし、あと授業がない日も気軽に図書館に行って自習できるのがいいなと。あとご飯を作りたくない時に学食に行ったりもできますし、外食する場所が多いのもいいです。

――大学の近くで一人暮らしをしていると学生の溜まり場になるというのを聞いたことがありますが、本当ですか?
 溜まり場のようになってる友達もいました。でも溜まり場になるというよりも、どちらかといえば気軽に友達を呼べるというか。「行っていい?」って言われて「いいよ」って感じですね。ただ今は対面授業が少ないからというのもあるかもしれませんが。

――一人暮らしでオンライン授業が多いと、やはり寂しかったりもしますか?
 そうですね。冬のAセメスターは2週間に1回対面授業がある以外はオンラインだったので、そうなるとスーパーやコンビニのレジでしか会話しないこともあってつらかったです。ただ、おうちにいる時間が長くて、一時期ビーフシチューとか煮込み料理をよく作っていたので、もしかしたら料理の腕は少し上がったかもしれません(笑)。

――今後も、本郷の近くで一人暮らしを続けることを考えているんですか?
 本郷に引っ越す時は、目白台インターナショナルビレッジに住んでいる友達がいて、寮生同士の交流があって結構楽しそうだなと思い少しそちらも考えたんですが、やっぱり私はキャンパスから近さ重視なので結局一人暮らしにしました。細々した不満はあっても総じて満足しているので、今後も一人暮らしを続けるつもりです。

 

一人暮らしを考えているあなたへ

――振り返ってみて、一人暮らしするにあたってこれは重視しておいてよかったと思うことはありますか?
 大学からの近さもそうですし、結構私は部屋の広さも重視していて、一人暮らしのワンルームにしては多分広い方だと思います。入学前はどうせ1日中大学にいて夜寝るだけだから狭い方が安くていいかなとも思ったんですが、結果的にコロナで家にいることが多かったのもあって、広さは重視してよかったです。個人的に、大学から徒歩圏内の家にして定期代が浮く分は、家賃に上乗せしてもいいのではと思います。
 ただ、オンライン授業の時は、間取りの都合上、机にPCを置くと背景がキッチンになって調味料が沢山並んでいるのが見えるなあ、とか。机の位置がもう決まっているので自由度がなくて、そういう時は背景になる部分を片付けたりしています(笑)。

――逆に、ここはもう少しこだわっておけばよかったというポイントはありますか?
 一度、排水が詰まったことがあって。その時の不動産屋の対応があまり良くなくて、修理まで時間がかかって結構大変だったので、その辺のサポートはもう少し確認しておけばよかったと思いました。あと、引っ越し前にここに来たことがなかったので暮らし始めて知ったんですが、あまり防音が良くなくて。私はあまり気にならないのでいいんですが、気になる人は嫌かなと思うのでそういう部分ですね。

――最後に、これから一人暮らしを考えている受験生にアドバイスをお願いします。
 不動産屋に行って色々な内見をしてというのは結構大変だと思うので、事前にインターネットで間取りなどを調べて、絞り込んでから不動産屋に行くといいと思います。それと本郷キャンパスは広いので、自分の行きたい学部がある場所から近いのはどこかということも考えた方がいいです。また、地図アプリを使って、外食や買い物のしやすさも確認してから決めるといいと思います。
 それと、名古屋出身なので味噌は八丁味噌が好きなんですが(笑)、地方出身の人はこっちであまり買えない地元の食べ物を持ってきておくと、暮らし始めのストレスが溜まる時期に心が落ち着くのでいいかなと思います。

――とても具体的なアドバイスで参考にしやすいですね。どうもありがとうございました!

2022.01.18
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム