法学部・英語体験記

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ハードだけれど実のある社会科学を

法学部第1類(法学総合コース)4年
有元 万結

法学、政治学ともに基礎の考え方の多くは欧米からの輸入物であり、学習を深めるにつれ英文テキストに直接触れる必要が出てきます。法学部の英語を活用する授業は原文への理解を深めるために組まれている専門性が高いものが多いと言えるでしょう。

例えば、政治系の授業には公共政策大学院などと合同で行われるものがあります。ここでは英語で読んだ文献に基づき英語で議論をし、最終成果物も英語の論文になります。発展的な内容を扱う上、講義仲間のレベルも高いので最初はとっつきにくかったですが、雰囲気は大教室での講義より和気あいあいとしており、留学生との交流や教授との活発な議論などが非常に愉しく思い出に残りました。

中でも、国際紛争研究の授業ではイギリスのケンブリッジ大学、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校、そしてシンガポール国立大学の学生と協力し、カタロニアの独立運動について英語でペーパーを書き上げました。また、国際行政論の授業では、カナダから来た外部講師の方が中国の台頭とその国際機構への影響について英語で講義してくださりました。このように、講義自体が国際的になるものもあり、新鮮な経験ができたと感じています。

法学系の授業でも、多くのゼミ(生徒主体の少人数制授業)では英語の文献が活用されています。私が参加した法哲学のゼミは英語の論文を毎週一、二本読み、それに基づいて授業で議論をするという組み立てでした。友人が参加した刑法のゼミでも、アメリカの最高裁判所の判決を読み、それに基づいた議論が行われていました。

法学部の教授陣やクラスメイトは全く容赦してくれないので割とハードですが、講義の内容は欧米の大学の授業レベルに勝るとも劣らないとイギリスのサマースクールに参加した際実感しました。
法学部に来たらぜひ積極的に英語の講義に参加してみてください。きっと大きな収穫があるでしょう。

2019.3.31
文/東京大学法学部第1類(法学総合コース)4年 有元 万結