カオスな一夜が再び! “前のめり”な知的好奇心で盛り上がる推薦生交流会

ユルい話題からハードな議論まで刺激的な学部間交流

序盤はアイスブレイクで肩慣らし。あらかじめ用意したテーマについて、10人程度に分かれて自由に話します。ところが名札に仕込んでいたグループ分けの仕掛けが、使えない状況に。
「(基準はないですけど)みなさん適当にテーブルに分かれてくださーい」
と、何ともゆるい司会の声かけでもうまく分かれるところが、推薦生ならではです。

会場にあふれる学生

学年も学部もバラバラ、始めて顔を合わせる同士で語る最初のテーマは、「Sセメスター(前期)の反省点」!間もなく控えているAセメスターの履修登録を前に、前期を振り返ろうという内容です。すると反省点が出てくる出てくる!
とはいえ、「おもしろい!と受けていた講義が、履修登録していなかったことに後から気づく。それも2コマも」「専門外の講座が興味深いものばかりで、結果、専門科目の履修が少なくなってしまった」など、好奇心が前のめり過ぎてのエピソードばかりで、どこか微笑ましく感じます。

講義の反省点を語る図

続いて2つめのトークテーマは、「最近ハマっていること」。最新ゲームの『スプラトゥーン3』やYouTube鑑賞など、周りの同年代と変わらない一面が垣間見える一方で、サークル活動の折り紙を家で自主制作するようになったという学生も。ちなみに東大の折り紙サークルは、高度な立体構造物をつくることで有名。たびたびメディアでも取り上げられるほどです。没頭するものはそれぞれ違っても、楽しみ方に工夫が見られるのが印象的でした。

とっても楽しそうに会話する推薦生1

そして最後のトークテーマは、「キャンパス周辺のおすすめご飯」。食の話題となると、日ごろはお弁当派、コンビニ派の学生でも気になるところ。「中国からの留学生も太鼓判の町中華」、「数百円で満腹になる定食屋」と、そそられる情報が続々。中には入学して間もない1年生や、オンライン生活が長かった2年生のことを考えて、駒場キャンパス周辺に限定して出し合うグループも見られました。

にぎやかに交遊する様子

3つのテーマで全員がひと通りコメントを終える頃には、グループも堅さが取れてフランクに。この間も、駒場からダッシュでやって来た人など、次々と輪の中に合流していきました。
緊張がとけたところで、期ごとに分かれての交流に。休憩時間を挟んでのはずが、移動して間もなく盛り上げるテーブルもちらほら。特に高学年ほど、久々の再会を楽しんでいるようです。

修士課程のみなさん

  • 交流会にはこれまであまり積極的ではなかったのですが、来春に卒業を控え、つながりがあるのは貴重だなと思って参加しました。
  • 私は大学に残って研究の道に進んだけど、今日は就職して社会に出た同期も来ると聞いています。仕事で少し遅れているようだけど、自分とはまた違った景色を知る人の存在は刺激になります。

工学部の二人

  • 工学部の同期が着手するプラスチックの新素材研究の話を、興味深く聞いていました。
  • 学部に分かれると、推薦生も一般生も意識しなくなるもの。今日は久々にみんなと顔を合わせて、推薦生ってこうだった!って懐かしんでいるところです。

対してこの春入学した1年生は、半年経ってようやく駒場での生活に慣れてきた模様。「7期生ポーズで!」とリクエストしたら、即興でキメてくれました。

7期生のみなさん

  • 秋になって、イチョウ並木の迫力がすごい!そして道端に落ちている銀杏の数もすごい!臭いもすごくて、潰さないようにつま先立ちで歩いています(笑)。
  • 実験の授業でアドバンスクラスに選抜されました。先端研究の実践を体験できるので楽しみです。
  • 僕は早期履修で理学部の講座を6コマ取る予定!

これには周りの同期も驚きの様子でした。

ちなみに6期生の2年生にもポーズをとってもらったところ、こちらはこなれたご様子。どこか仏様のような、ほっこりした雰囲気です。

6期生のみなさん
ほかのテーブルでも、学部による違いや面白かった講座の話、あるいは各期ならではの共通の話題で盛り上がっていました。

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