運動部・サークル

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桜咲く3月終わりの駒場キャンパス。受験を終え、ついに始まった東大での学生生活。期待に胸をふくらませた新入生を迎えるのは、運動部・サークルの長いテントの列。立ち並ぶ白いテントのまわりで、それぞれの団体が工夫をこらして新入生に魅力を伝える。そんな熱気あふれる「テント列」は、長い間、新歓の「ことはじめ」を告げる風物詩となっていた。このテント列と、4月に行われる「サークルオリエンテーション(サーオリ)」が新入生にとって、運動部・サークル選びのためのメインイベントといえる。コロナ禍により、残念ながら2020年度、2021年度と2年連続で、テント列・サーオリともに中止となった。しかし、各団体がオンラインなどで工夫しながら、新入生に魅力を伝える熱意は変わってはいない。

この記事では、大学生活の入り口で新入生たちを迎え、さまざまに彩りを与えてくれる運動部・サークルについて紹介していく。

 
そもそも、運動部とサークルの違いは何か。

運動部とは、東京大学運動会に所属する部のことを指す。東京大学運動会とは、東大のスポーツ水準向上を目指し、運動部をとりまとめる一般財団法人である。2021年現在、運動部全体をサポートする総務部を除いても、47の部があり、それぞれが日々切磋琢磨して、熱心に活動している。

たとえば、その1つが東京大学「硬式野球部」で、彼らが出場する「六大学野球」は、歴史と伝統ある6つの大学が神宮球場でしのぎをけずる大会として、しばしばメディアにもとりあげられる。また、関東1部上位リーグTOP8でたたかうアメリカンフットボール部(通称ウォリアーズ)や、創部100年を超え、日本の大学サッカーで最も歴史あるア式蹴球部(注:アソシエーションフットボールの日本での呼称、サッカーのこと)、各運動部を全力で盛り上げ元気づける応援部など、各部がそれぞれ魅力と特徴をもっている。他にも、自転車部、躰道部、山岳部など、一言に運動部といっても非常に幅広い部が活動している。それぞれの競技の大会やリーグ戦に参加していることも多く、例えば 7つの大学が様々な競技で競い合う旧七帝国大学交流戦などのイベントでは毎年熱戦を繰り広げている。

残念ながらここで全ての部を紹介することはできないので、ぜひ東京大学運動会のホームページをのぞいてみてほしい。スポーツが好きな人も、そうではない人も、きっと興味をそそられる運動部が見つかることだろう。

一方で、サークルとは、運動部以外の課外活動団体であり、顧問教員などを定めて大学に届け出た「届出学生団体」とその他の団体の総称と言うことができるだろう。ただし、そのあり方は非常に多種多様で、サークル数も膨大である。たとえば、テニスサークルだけでも20近くの団体があり、それぞれ取り組み方や雰囲気が異なっている。文化系でいえば、文芸系サークルにしぼっても10団体近くにおよぶ。各サークルで、ライトノベルから純文芸まで扱うジャンルが異なり、活動内容も違っている。

上の例のように、自分の興味のあるスポーツや、文化活動からしぼりこみながら、自分の目的やスタンスにあった団体を選ぶことができるのも、サークルの魅力である。また、届出学生団体のなかには、東大の学祭である「五月祭」・「駒場祭」を運営する委員会も含まれており、サークルとして学祭に参加するだけでなく、自ら学祭を運営する側にまわることもできる。

その他にも、本格的なオーケストラや合唱団、初めて名前を聞くスポーツの愛好会から、一風変わった活動内容のサークルまで、極めて多彩なのが東大のサークル。やりたいことにぴったりと重なるサークルがきっとあるはず。もし、自分のやりたいサークルがなければ、自分でつくることだってできるのだ。

サークルで一つのことを極めるのもよし、体力作りや、友達作りのためにサークルに入るのもよし。仮に入学時に所属が決まらなくとも、学期途中や学年が進んでからでも入れるサークルは多い。自分がどのような学生生活を望むのか考えつつ、それに合ったサークルをじっくりと探してみてほしい。きっと、自分に合ったサークルが見つかるはずである。
 
運動部、サークルのなかの各団体それぞれに魅力があり、他にはない特徴がある。いうまでもなく、どのような学生時代を過ごすかは、人それぞれであり、自由である。自分のペースで、焦ることなく、自分がどんな学生生活を送りたいか考えてみてほしい。それを実現するための運動部・サークルは、東大であなたのことを待っている。

参考リンク
東京大学 届出学生団体等

 

2021.11.30
文/学生ライター・新荘直大