駒場キャンパスのスポーツ施設

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本郷・駒場のキャンパスを中心に多くのスポーツ施設があり、広く活用されていることも、東京大学の魅力の1つである。特に、今回取り上げる駒場キャンパス[1]には、日本陸上競技連盟の公認陸上競技場でもある第1グラウンドや、完成して間もない第2体育館をはじめ、野球場やテニスコート、ラグビー場など、渋谷に程近い立地にも関わらず、大小様々なスポーツ施設が存在している。これらの施設は、主に1年生で受講する基礎(必修)科目の「身体運動・健康科学実習」[2]のほか、運動部やサークルの活動などで利用されている。

中でも、2020年8月に使用が開始された第2体育館は、生協などが入る建物であるコミュニケーション・プラザ北館の横にある、開放的な外観の建物である。1階にはフィットネスの授業で使用されるトレーニングエリアと多目的エリア、および更衣室が、2階には主にバスケットボールとバドミントンの授業で用いられているアリーナがある。アリーナはかなり広く、バドミントンコートなら8面もとることができる。また、更衣室にはシャワー[3]が設置されていたり、トイレには大きな鏡が備えられていたりと、身体を動かした後に身だしなみを整える際に便利な設備が充実しているのも特徴だ。そしてなんと言っても、第2体育館には空調が完備されているため、季節を問わず快適にスポーツを楽しむことができる。私自身、身体運動・健康科学実習の授業で実際にアリーナを使用したが、夏場の授業にも関わらず、快適にスポーツを楽しむことができた。
 


第2体育館

また、新型コロナウイルス禍以前は駒場キャンパス自体が、運動部や近隣住民のランニングコースとしても人気だったそうだ[4]。これは、キャンパス内は緑が豊かで木陰になっている部分が多く、信号待ちなどもないためであろう。また駒場キャンパスの外周はおよそ2kmであり、その多くが広い歩道になっていることもランニングに向いていると言えるポイントだ。

東大といえば、”勉強”というイメージが強く、特に受験生の視点では、スポーツをする施設が整っているというのは意外かもしれない。今回紹介したように、スポーツをする環境も充実していることを知ってもらえれば、と思う。
  
[1]駒場キャンパスの正式名称は「駒場地区キャンパス」であり、「駒場Ⅰキャンパス」、「駒場Ⅱキャンパス」、「駒場Ⅲキャンパス」から成る。ここで取り上げる施設の殆どは「駒場Ⅰキャンパス」に所在する。
[2]高校までの体育のような実技の授業で、選択した種目に取り組む。加えて、「共通基礎実習」と呼ばれる理論や保健分野を扱う回もある。
[3]現在は新型コロナウイルス対策のためか、閉鎖されている。
[4]2021年11月現在、新型コロナウイルス対策のため、キャンパスへの入構が制限されている。そのため、近隣住民がランニング目的で入構することはできない。

文・写真/学生ライター・伊藤寛子
※ページ内容は作成時のものです。