基礎科目(必修科目)

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ここでは基礎科目について説明します。基礎科目って何…?基礎的な内容の科目ってこと?となると思いますが、東大では必修科目と同義で内容が基礎的かは関係ありません(何故こんな名前にしたんでしょうか?)。大学生になると自分で履修する科目を決めて好きなように時間割を組めるという話を聞いたことのある人もいるかも知れませんが、完全に自由ではなく必修科目は履修しなければならないです。
この記事を書いている私は理科なので文科のみの科目についてはやや内容が薄くなってしまいますがご容赦ください。

外国語
既習外国語と第二外国語の2種類があります。既習外国語は基本的に入試で使う外国語のことで殆どの人は英語を選択すると思われるので、既習外国語が英語の場合を説明します。

教養英語
高校まででよく経験する英語の授業。教養英語読本という全員共通の教科書を使い長文読解をします。

アカデミック・ディスカッション(FLOW)
英会話の授業。殆どの場合英語スピーチの自撮りをして提出する課題がありYouTuber気分を味わえる(?)。私の場合は毎週2分のスピーチを提出しなければならず忙しかったです。

アカデミック・ライティング(ALESA/ALESS)
英語で論文を書く授業。文系はALESA、理系はALESSという科目をそれぞれ履修する。英語で論文検索をして先行研究を調べた上で英語論文を書く能力を身につける授業。私の履修したALESSでは自分たちで実験をしデータを集めるのも自分でする。毎週先行研究の英語論文を読んだり論文の各部分を書き上げたりする必要がありとても忙しかったですが、研究論文がどのように書かれているのかを体験でき、また論文に必要な情報についても学べました。

※以上に挙げた科目以外にも英語中級という授業があり、これは区分としては総合科目ですがほとんどの人が履修するため実質必修科目です。

第二外国語
入学時に選択する言語で二外と呼ばれる。二外の選択でクラス分けが行われ、クラス単位で授業を受けるので高校までの授業と似た雰囲気。理科生は一年生の前期は週2コマ、後期は週1コマ履修する必要がある。文科の場合はさらに初級演習やインテンシブといった会話系の授業も履修する必要がある。普通の大学の第二外国語の2倍程度の速さで進むとの噂もあり、私のクラスの場合は後期に入ってしばらくすると古文調の入り混じった小説が授業で扱われて予習に苦しんだ記憶があります。

情報
全員共通の教科書を使いコンピュータ関連のことを幅広く学習します。簡単なプログラミングをしたり機械学習の体験をしてみようといった授業内容でした。

身体運動・健康科学実習
いわゆる体育の授業です。テニス、サッカー、バスケ、バドミントン、陸上、ソフトボールといったメジャー競技以外にも太極拳やフィットネス、サイエンス(枕投げやカバディ、アルティメットなどマイナー競技を毎回する)など珍しい種目もあります。運動が苦手な人もたのしめるようになっています。また、教員陣がとても豪華で元ナショナルチームコーチや実業団でプレーしていた人などがいます。

初年次ゼミナール(文科/理科)
同じ名前の科目ではあるが文理でかなり内容が異なる。理科はやや専門的な内容に触れてみようといった雰囲気の授業で数多くの選択肢の中から自分の興味のある授業を選んで履修する。私はちょっとしたプログラミングをして自分でロボットを作る授業を履修しました。オンライン授業だったので自宅にロボットのキットが送られてきてそれを使って作品を作りました。初めてプログラミングにふれたので大変でしたが前期課程ではあまり機会のない実践的な内容で楽しかったです。文科の場合はあるテーマを決めて小論文を書くそうです。ALESAの日本語版といった雰囲気のようで、レポートの書き方を身につけるのが目的だそうです。

社会科学、人文科学
文科にのみある科目。法や経済、数学などがあり、必修科目ではあるがある程度選択することができます。

自然科学
理科にのみある科目。数学、物理、化学などの授業。理科生の場合は必修の1番メインになります。

文/学生ライター・大久保直美
※ページ内容は作成時のものです。