「女子学生の進学促進にも関心をもつ。幅広く学べる文3で女性の地位向上に貢献したい」―2021新入生インタビュー 文科三類

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2021新入生篠原さん

PROFILE

  • 氏名:   篠原百合さん
  • 出身校:  茨城県立水戸第一高等学校
  • 入学:   2021年 文科三類

――東大の文科三類をめざそうと思ったきっかけを教えてください。

東大を選んだのは、1、2年生で幅広く学べる前期課程があったからです。私は文系だったので、科類でどこにするか考えたときに、文3からは文学部や教育学部だけでなく、法学部や経済学部にも進学できると聞いたので、文3をめざそうと思いました。

――今、興味のある授業や、大学で挑戦してみたいことはありますか?

歴史の授業や、ちょっと理系寄りかもしれませんが、心理系の授業が面白そうだなと思います。大学生になったら短期留学をしたいなと思っていたのですが、今は状況として難しいので、安心して留学できる日がきたら挑戦してみたいです。

――では、勉強以外のサークル活動などでやってみたいことはありますか?

サークルは、テニスやバドミントンなど運動系のものをやってみたいと思っています。それから、現役の東大女子が編集、発行している『biscUiT(ビスケット)』という冊子があるんですけど、その編集サークルにも興味があるので、参加してみたいと思っています。

――『biscUiT』は東大女子に居場所を提供するフリーペーパーですよね。篠原さんも、女子の進学問題に関心があるのでしょうか?

私には姉がいて、姉も東大の3つ上の学年なんです。姉が東大生ということもあり、私の周りには「女子なのに東大に進学するの?」という視点をもつ人はいなかったので、女子学生の比率が2割程度でしかないことが不思議なんです。だから、女子の進学促進についても考えていけたらいいなって思っています。

――将来就きたい仕事は決まっていますか?

今はまだはっきりした希望はありません。抽象的な言い方になってしまいますが、今、女性の社会的地位が低いとは言いませんが、やっぱり男性が上に立つ場面が多いと思います。なので、私もどこかの分野で活躍して、女性の地位向上に貢献できたらと思いますね。

――最後に高校生にメッセージをお願いします。

東大に入ってから、勉強だけでなく、多様な活動をしてきた人がまわりにはたくさんいて、とても刺激になっています。なので、高校生活でも、勉強だけじゃなく、できるだけ部活とか学校行事とかも楽しんでほしいなと思いますね。勉強だけでは学べないことがたくさんあると思うので、いろんなことに目を向けて、高校生活を充実させてください。

――素敵なメッセージをありがとうございました。

 

取材/2021年4月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム