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「憧れの医師になるため東大へ。医学に留まらず、最先端の研究領域を幅広く知っていきたい」―2023新入生インタビュー 理科三類

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大澤壮来さん

PROFILE

  • 氏名:   大澤壮来さん
  • 出身校:  洛南高等学校(京都府)
  • 入学:   2023年 理科三類

――東大を選んだきっかけを教えてください。

医学部として一番良い教育をしているのが東大だと思っていたのと、いろんな地方から多様なバックグラウンドと優れた才能を持った人たちが集まって、一緒に勉強できるのがいいなと思って、東大を選びました。僕は、お互いに高め合える人たちと大学生活を過ごすことが大事だと考えていて、まわりからたくさんの刺激を受けて、視野を広げていきたいと思っています。

――理科三類に進んだのは、やはり医師を目指されているのでしょうか?

そうですね。『神様のカルテ』っていう本を読んで、こういうお医者さんになれたらなって思っています。職業としては、医師で生きていきたいですね。親戚に医師の方がいるんですけど、自分の仕事に満足し、誇りをもって仕事をされているので、大きなやりがいを感じられる医師の仕事って良いなと思ったのが、目指したきっかけですね。

――高校時代に熱心に取り組んできたことはありますか?

茶道部に所属していたので、茶道はそれなりに頑張ってきたつもりなんですけども、やっぱり一番頑張ったのは受験勉強ですね。高1のときに、新型コロナウイルス禍で休校になって、その期間にずっと勉強していたら、ちょっと成績が伸び始めたので、本気で東京大学を目指そうと決めました。ただ闇雲に勉強するんじゃなくて、自分で計画を立てて、限られた時間の中で勉強するっていうのを一生懸命にやってきましたね。

――受験勉強を始めてから、どのようにしてやる気を維持していましたか?

一緒に頑張っている仲間と応援してくれた人たちの存在ですね。自習室で一緒に頑張っている友達、教室で一緒に頑張っている友達、塾で一緒に頑張っている友達ですね。彼らがいなかったらモチベーションが保てなかったと思います。みんな頑張っているから、自分も頑張ろうっていう思いがすごく強かったです。また、通っていた高校は真面目に勉強をする人が多くて、みんなで一緒に頑張るような雰囲気があったこともよかったですし、両親や先生方、友人、先輩後輩に応援してもらえたことも大きかったです。環境に恵まれたなと思っています。

――大学では、周りの印象はいかがですか。

期待していたとおりというか、期待以上に本当に楽しいですね。高校では、どちらかというと結構似たような人が多かったんですけど、出身も違えば、全然自分と違う考え方をもっている人ばかりなので、すごく良い刺激をいっぱい受けていますね。

――これから東京大学でどんなことを学ぶのが楽しみですか?

もちろん医学の授業を受けるのもすごく楽しみなんですけど、大学ならではの最先端の授業に興味があります。高度な研究領域なのですぐに詳しくなれるとは思わないんですけど、最先端の知識に触れて視野を広くもつことに意義を感じています。とくに前期課程では、医学以外にもいろんな分野を学んで、知見を増やしていきたいと思っています。

――勉強以外にも大学でやりたいなって思っていることはありますか。

まずは、同じクラスの人たちと交流を深めたいです。あとは、医者になったら体力が要ると聞いているので、運動系の部活やサークルに入って、体力を身につけたいと思っています。大学では、今までやってこなかったことに挑戦したいと考えていて、なんだか自分の世界が広がっていく感じがして、すごくワクワクして面白いですね。

――最後になりますが、高校生に向けてメッセージをいただけますか。

理科三類っていうと、ずば抜けた天才しか入れないっていうイメージが強いと思います。僕も結構そう思ってあきらめそうになることもありました。けれども、努力の仕方とか、計画の立て方次第では、合格は可能ではあると思います。入ってみると意外と普通の人が多いです。すごい人たちばかりに目を向けて、勝手に諦めないでほしいなと思います。数学や物理などのオリンピックに出るような人や、本当に天才のように見える人が理3を目指していて、彼らが受けるんだったら、僕は入れないんじゃないかって思ったこともありますが、僕は、自分が天才ではなく、何か特別な才能があったというふうには思わないので、努力でも入れるんだということを知ってもらって、ぜひ挑戦してほしいなと思います。

――心強いメッセージありがとうございます。有意義な大学生活になりますように!

 

取材/2023年4月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム