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目指すは中国語教育の充実と医学研究!サークルでは狩猟を満喫⁉―理科二類・東大生インタビュー

2020.02.27

Student Voice

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StudentVoice田村啓邦さん

STUDENT VOICE

氏名: 田村 啓邦
所属: 理科二類→医学部医学科(内定)
学年: 2018年度入学
出身: 武蔵高等学校中学校(東京都)

中学校で必修だった第二外国語は中国語を選択し、高校2年次には北京に6週間留学するなど、高校時代から積極的に中国語の習得に努めていた田村さん。理科二類入学後も中国語にさらに磨きをかけ、2年次からは東大が実施するTLP(トライリンガルプログラム)中国語のクラスに編入し、南京や北京での現地研修に参加してきた。

東大を志望した理由は、「高校生の時に調べて分かることは限られているので、高校の段階で将来を決めるのは違う」と感じていて、入学してから学部を決められる大学がよいと思ったからだという。その言葉通り、理科二類で入学したが、進学選択で医学部医学科に内定している。視覚や人間の脳、記憶・認識に関する更なる理解を深めたいといい、特定の分野に絞らずに総合的に学ぶことができる点に医学部の魅力を感じているそうだ。

東大に入ってよかったことは何か、との質問に対して、「他の大学に通ったことがないので、比較した上での良し悪しは言えませんが」と断った上で、機会提供が他の大学より多いことや最先端の研究が行われていること、先輩や後輩、同期に力のある人が多く、その中で埋もれたくないと思うとやる気が出るし世界も広がるということ、また、自分の独自性を早くから高められること、などを挙げてくれた。その一方で、「機会があってもそれを最大限生かせるかどうかはまた別で、必要な素養が身についていてこそ得られるものの質が高まるということは痛感している」とも話してくれた。

大学入学後は学業だけでなくサークル活動にも積極的に取り組んでいる。特に力を入れているのは狩猟サークル「狩人の会」。いつでもどこでもできることではなく大学でしかできないもののほうが価値があると思い、マイナーなサークルに絞って探していた中で見つけたという。入ってみたら、「とにかく性に合っていて雰囲気も好き」。自分が知らないことを教えてくれる人が身近にいることや、異なる分野の高い専門性を持った人が多数メンバーにいることも魅力の一つだという。「授業を受けても身にならなかったら授業を受ける時間がもったいないのと同じで、2年間サークルをやって何も残らなかったら、それは何もやっていないのと同意」と言う彼は、卒業した後も残る技術として、狩猟免許を取得し、鹿や猪のさばき方も体得している。今後は、学生が獣害について考える機会の提供を行うことを考えている。

将来は、現在取得を目指している教員免許を活用し、母校の中国語教育プログラムを充実させることが目標だという。最終的には、研究者として目の見えない人の視力を回復させる方法を模索したいのだそうだ。

中高生の時はとりあえず「勉強」しておいたほうがよい、というのが中高生へのアドバイスだ。といっても学校の勉強だけではなく、例えば科学の甲子園や各種学術オリンピック、留学などの課外活動を通じて学びを深めることが大切だという。このように「勉強」の枠を広くとらえることにより、大学に入った後の学修が充実するだけでなく、自分が何をしたいかが解像度高く見えてくる。彼自身は、「中学高校は大学に比べはるかに狭い空間にいろいろな部活や学問があったので、色々な場所に顔を出していればもっと見えてくるものがあったはず」と身近にある機会を生かし切れなかったことが悔やまれるのだそうだ。中学生、高校生の皆さんにはぜひ、自分の身近にあるチャンスを最大限に活用することを心掛けてほしい。

 

2020.2.27
取材・構成/学生ライター・川瀬翔子