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「“東大娘。” からサークル、体験活動プログラムまで、多岐に渡る活動に取り組む」―理科二類・学生インタビュー

2022.12.13

STUDENT VOICE

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STUDENT VOICE

東大の学生は、どのような学生生活を送っているのでしょうか? STUDENT VOICEでは、東大生が東大生にインタビューをし、大学での学びだけでなく、課外活動など、様々な活動に取り組んでいる東大生の学生生活を紹介します。

PROFILE

氏名: 石垣 心
所属: 理科二類1年
入学: 2022年度
出身: 西大和学園高等学校(奈良県)

素敵な笑顔を見せながら楽しそうに話す石垣心さん。可愛らしさと美しさを兼ね備える彼女は “東大娘。” というアイドルのコピーダンスサークルで活躍している。「“東大娘。” が受験のモチベーションだった」と語る石垣さんは、関西の名門校、西大和学園出身だ。高校時代に、当時現役東大生だったOGが “東大娘。” の魅力を語る姿を見て、憧れを抱き、その憧憬を胸に辛い受験生活を乗り越えたそうだ。元々日本のアイドルが好きだった彼女は、初心者だったダンスを懸命に練習し、学校祭でのパフォーマンスでは毎回観客を楽しませている。

一方で、「株は将来予測の思考練習になる」と語る真剣な姿も見られる。「瀧本ゼミ」というサークルにも所属する彼女は、多忙なゼミの活動にも一生懸命取り組んでいる。このゼミは、株や投資を目的ではなく手段として使い、企業の将来予測を行っている。自分で企業に電話をかけ、一般向けには公開されていない情報を聞き出したり、実際に足を運ぶこともあるそうだ。公には公開されていない貴重な情報を自力で見つけ出し、それを先輩たちの前で発表する。先輩からの評価は厳しく、辛辣な言葉が降り注ぐため大変な思いをすることもあるが、褒められる時の達成感や、多様な背景を持った先輩らとの交流が彼女の原動力になっているそうだ。

彼女の活動はサークルだけには留まらない。今年の夏には、東京大学の体験活動プログラムに参加し、アラブ首長国連邦を訪問。日々変わり続けるアラブの「いま」を自らの目で見、自らの身体で体感し、知識や経験を深めていた。

多岐に渡る活動を行なっている石垣さんは、なぜ東京大学への受験を決めたのか。
「元々は京都大学の建築学科に行きたかった」と彼女は言う。昔から芸術に興味があり、工作や美術館の建物自体が好きで、建築物のデザインをするのが夢だった。美大に行くことも考えたそうだ。そんな彼女を東大へ導いたのは学校の先生だと言う。「都市開発をしたいなら東大。一流建築家は一度は東大を通っている」という言葉に背中を押され、東大を志望し、そして見事東京大学に合格した。

来年度には進学振り分けが控えているが、希望の進学先は意外にも建築学科ではないそうだ。「自分が今してみたいと思うことをとりあえずしてみたい」と語る彼女には、明確な将来設計があった。高校生の頃から体が弱く、学校生活に支障をきたすこともあったという自分自身の経験や、修学旅行で訪れたインドのスラム街の健康被害の状況を目の当たりにした経験をもつ彼女は、大学生活を送る中で、食べ物や住居といった環境が、人体に与える影響に興味をもつようになったそうだ。これらを学問的に学べる農学部への進学を考えているという。

しかし、建築学を諦めたわけではない。「働きながら建築士の資格を取り、将来的には建築の仕事に就く」と教えてくれた。彼女の想いを変えたのは、お父様の病死がきっかけだという。「自分を支えてくれたお母さんにしっかり恩返しがしたい」と言う彼女からは、普段は見られない強い力が感じられた。

何事にも果敢に挑戦し、大変なことも楽しんで取り組み続ける石垣さんの姿は、周りの人にも元気や勇気を与えてくれる。これからも新しいことに興味をもち、自分のやりたいと思ったことを目指して歩み続けるであろう彼女から目が離せない。
 

紹介者のPROFILE

岡渚 さん
理科二類1年

寒さが深まり冬の訪れを感じる季節となりました。昨年は受験に向けて勉強漬けの毎日でしたが、今年は一転、紅葉や青空を楽しむ余裕が生まれ、趣味のギターや絵画、読書など文化的な生活を満喫しています。

取材・文/学生ライター・岡渚