豊島国際学生宿舎

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豊島国際学生宿舎は、主に本郷と弥生、浅野キャンパスに通う後期課程の学部学生と大学院学生のための宿舎である。豊島の西巣鴨に位置するため、ほとんどの学生は自転車で25分ほどかけて大学に通うことになる。

豊島国際学生宿舎は、A棟と、2017年度から新しくなったB棟の2棟からなり、収容人数は合わせて500名ほど。入居には自宅からの通学時間と経済状況を考慮した選考が行われる。毎年若干変動するが、大学院学生も入居できることから、入居倍率はやや高い傾向がある。

設備や宿舎費は、2つの棟で大きく異なる。A棟はトイレやミニキッチンを備え付けた個室で、シャワーやランドリーが共有となる。宿舎費は月額1万円(光熱費別)。

学生生活を送る 豊島国際学生宿舎(A棟)
豊島国際学生宿舎 A棟の外観

 
一方、B棟はユニット制。1つのユニットに、5~10人分の寝室(個室)と、リビング・トイレ・キッチン・シャワーが設置された「ユニットコモン」が配置されている。同じユニットの学生同士で「ユニットコモン」を共有し、掃除も協力して行うという仕組みだ。「ユニットコモン」や、各階で共有するコモンには冷蔵庫やコンロが備え付けられているため、自分で用意する必要はない。また、ランドリーや男女別の大浴場などの共有設備もあるほか、インターネットも入居したその日から使用できる。宿舎費は月額36300円+光熱費7000円と、A棟より若干高めだが、経済状況に応じて減額措置が適用されることもある。

学生生活を送る 豊島国際学生宿舎(B棟)
豊島国際学生宿舎 B棟の外観

 
A棟・B棟は、巣鴨商店街から徒歩数分ほどの住宅地に隣接する、同じ敷地内に建っている。商店街をはじめ、徒歩数分の距離に低価格のスーパーや八百屋などがあるために買い物には便利な立地である。JR巣鴨駅までは自転車で10分ほどなので、遅くまで開いている飲食店も多くあり、交通の便も良い。

実際に居住している学生の1人は、「学校へ行く時間帯にちょうど商店街がにぎわい始め、老舗和菓子屋の出来たての餅が食べられるところが最も気に入っている」と話す。大福を食べるついででもかまわないので、ぜひ一度、見学だけでも行ってみていただきたい。

最終更新/2021年3月 
文/学生ライター・佐藤咲良