GLP-GEfIL

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東大で学ぶ

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「グローバル化」や「国際化」という言葉が頻繁に叫ばれる世の中だが、東大には、国際的に活躍する人材を育成する独自のプログラムがあるのをご存知だろうか。

東京大学グローバルリーダー育成プログラムGLP-GEfIL(以下GEfIL)は2015年から始まった、国際社会におけるリーダーとしての活躍を目指す全ての学部学生向けのプログラムである。参加者は毎年100名ほどで、参加には前期課程での取得単位や語学要件・書類・面接による選考を経る必要がある。プログラムは全て英語で行われ、後期課程におけるGEfIL実践研究、GEfIL海外プログラム、グローバルリーダー講義、GEfIL共通授業科目の4種類のプログラムがGEfILのメインの活動となる。

実際にGEfILを履修中の2期生2名に話を聞いたところ、GEfILには100名と少数ながらも、法学部や経済学部の学生はもちろん、工学部などの理系の学生や学生教養学部の英語コースであるPEAKの留学生も参加しており、非常に多様性のあるコミュニティとなっているという。男女比も半々程度で、東大の中では女子の割合は高いといえる。

GEfILにおいて参加者が最も注力するのがグループで行う実践研究だという。フェーズ1とフェーズ2に分かれていて、フェーズ1は2年生の12月ごろから翌年5月にかけて実施される。GEfIL 2期では、「ロヒンギャ難民の受け入れ」という共通テーマが与えられており、法学、教育学、建築学など、グループによって異なる学問的視点からのアプローチが求められた。3年生の9月ごろから翌年5月にかけて実施されるフェーズ2では、テーマはグループによって異なり、ピースビルディングやグローバルヘルスなど、国際的に解決が求められるような課題が与えられた。両方とも、大学関係者やスポンサー企業の方の前で行うプレゼンテーションが最終課題となっている。

また、海外プログラムへの参加も修了に必須であるという点が特徴的だ。用意されているプログラムは海外におけるインターンシップやボランティアに加え、世界の有名大学が提供しているサマープログラムなど、非常に多様である。奨学金制度が充実しており、話を聞いた2人が参加したサマースクールのプログラムにおいて授業料の負担はほとんどなかったという。

なお、その2人にGEfILに参加して良かった点を聞くと、
「自分の所属している学部で過ごすだけでは会うことのないような人に会い、異なる視点に気づくことができた」
「レポートやディスカッションなど、基礎的なことを英語でやる力が身についた」
「バックグラウンドの違う人とグループワークをする大変さを知ることができた」
などの点が挙がった。
これらはまさに、日本にいながらにして海外のプログラムに参加しているのと同じような経験ができるGEfILならではだろう。
また、GEfILで得たこととして、
「サマープログラムでは様々なバックグラウンドを持つ参加者たちに影響を受け視野が広がるとともに、自分の専門性を深められた」
という声もあがった。

世界トップレベルの大学として国際化に注力している東大ならではのプログラムであるGEfIL。授業外でのワークや英語でのディスカッションなど、決して楽であるとはいえないだろうが、将来国際舞台で活躍したいと思う学生にとって、チャレンジする価値はかなりありそうだ。

 

2018.11.09
文/学生ライター・堀内美佑