女子への生活支援

女子への生活支援

東大女子学生事情

#生活支援 #生活支援

東京大学へ進学する女子学生に対しての支援には、大きく「奨学金」と「住まい支援」の2つがある。その内容を紹介しよう。

女子学生向け奨学金

女子学生のみが応募できる奨学金に「さつき会奨学金」がある。この奨学金には、応募者を受験生とする予約型と、学部1年生を対象とする島村昭治郎記念口の2種類が用意されている。

予約型は、月額3万円が学部修業年限の4年間、もしくは6年間支給され、入学時に入学支援金として30万円が支給される(2019年奨学生より)。修士課程に進む場合は、その期間も支給は継続される。返還の義務はない。選考基準は生活困窮度や高校の成績、エッセイなどとなっている。島村昭治郎記念口は、選考基準や給付額は同じであるが、応募は在学中の1年生であり、支給も2年次からとなる。

予約型は、応募締め切りが入学前の11月ごろと、入試前であることに注意が必要だ。学校長からの推薦も必要であり、早めの準備を心がけよう。

また、採用候補者数は予約型が約15名、島村昭治郎記念口が若干名と少なめで、かつ生活困窮度の基準を日本学生支援機構第一種の家計の推薦基準に準じているため、決して誰しもが受け取れる奨学金ではない(日本学生支援機構第一種の家計の推薦基準については、日本学生支援機構ウェブサイト参照のこと)。女子学生限定の奨学金以外にも奨学金はたくさんあるので、調べておくことが重要である。

女子学生向け住まい支援

住まい支援は、自宅が遠い女子学生に対して、大学が提携するマンションを用意し、家賃の一部について支援を行うというものである。この支援は、月額3万円である(年間36万円、入学後から最大2年間)。用意されている住まいは100室で、マンションタイプと食事付学生会館タイプがある。駒場キャンパスまでの通学時間は約30分以内でアクセスも良い。オートロックおよび防犯カメラ付きで、全居室が女子限定の物件も用意されている。注意してほしいのは、この家賃支援は大学の用意する住居限定であり、それらの家賃は三鷹国際学生宿舎などにくらべると値段が高くなっている点である。応募前に、よく要件などを確認していただきたい。

補足すると、三鷹国際学生宿舎やそのほかの学生会館も、ほとんどは女子限定フロアが設けられ、セキュリティがしっかりしているところが多い。家賃やセキュリティ、立地条件など、必ずいくつかの物件を比較することをおすすめする。

女子学生、とくに地方出身者は、家賃の相場や交通事情、治安などの情報が少なく、重ねて初めての一人暮らしには不安を覚えることも多いと思う。東京大学では女子高校生向けのイベントや、オープンキャンパスも行っている。そうした機会に在学中の東大女子に会うときは、勉強のアドバイスだけではなく、住まいのことも聞いてみると良いだろう。

※ページの内容は2018年7月31日現在のものです。

2018.08.09
文/学生ライター・佐藤咲良