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「高校の先生に勧められ、進路を考え直して推薦に挑戦。将来は寄生虫の研究者の道に進みたい」――2020推薦生インタビュー(8)農学部

2020.07.09

推薦生2020

#推薦入試 #推薦入試 #農学部の人 #農学部の人

2020推薦生小野さん

PROFILE

小野おの 夏実なつみさん(農学部進学予定)

出身地 兵庫県
高校  白陵高等学校

―東大の推薦入試にチャレンジしたきっかけを教えてください。

一番のきっかけは、高校3年の春に学校の先生に勧められたことです。当時は医学部志望だったのですが、過去に寄生虫の研究者の道に進みたいと思っていたことを思い出し、もう一度進路について考え直しました。そこでオープンキャンパスに行き、実際に推薦生の方の話を聞いて、東大の推薦入試の形式が自分に合っていると感じました。また、推薦入試で合格すると専門科目の早期履修や、研究室の見学も早くからできるという点をとても魅力的に感じ、将来自分がやりたいと思っていることをできそうだと思ったので受験しました。

―なぜ寄生虫の研究者の道に進みたいと思っていたのでしょうか?

最初のきっかけは中学で生物部に入ったことです。生物部にはいくつかの班があり、そのうちの一つが「寄生虫班」でした。そこで、寄生虫班の先輩から寄生虫に関する話を聞いたり、標本を実際に見せてもらったりして、寄生虫の多様性に興味をもつようになりました。生物部の活動には中高を通じて取り組み続け、研究の楽しさを知りました。

―具体的にはどのような研究をしていたのですか?

生物部では、過去に報告されていた寄生虫の中で同種と思われていた2種と、活動中に発見した新種の寄生虫の分類について研究していました。この内容について学会発表をしたり、論文を書いたりしました。論文は海外の雑誌に投稿し、受理されました。

―生物に関心を持ったのはいつ頃からですか?

子供のころからです。物心ついたときにはすでに生き物にとても興味がありました。私の家の周辺は身近に自然がある環境で、昆虫に特に関心を持っていました。家の近くの公園や山でセミやバッタやカブトムシなどをよく取りに行っていました。旅行に行くときも、いつも虫網を持って行っていました。単純に、どのような場所にどのような生き物がいるのかに興味があったのだと思います。

―東大の農学部を志望したのはなぜですか?

寄生虫以外の生物や環境についても幅広く学び、実習によって単なる知識だけでなく実践的な技術も身につけたいと思ったからです。

―どのような実習を楽しみにしていますか。

浜名湖や油壺(神奈川県三浦市)での実習です。その理由は、私は将来魚介類に寄生する寄生虫について研究したいと思っているので、その研究をするためにも対象とする生物を採集する技術が重要になると考えているからです。また、実際にフィールドに出てみないとわからないこともたくさんあると思っているからです。

―前期課程における早期専門教育として、受けたい授業や取り組みたい研究活動はありますか?

水生無脊椎動物学の授業です。水生生物の中でも少し変わっているものが多く、興味があるからです。

取り組みたい研究活動は、魚介類に寄生する寄生虫にどのようなものが存在し、それらがどのように生きているかについてです。私はこれまで寄生虫の研究をしていたのですが、その寄生虫というのは寄生虫の中でもほんの一部に過ぎませんでした。東大には魚病の原因となる寄生虫を研究している研究室があり、そこではこれまで見たことのない寄生虫に関する研究もたくさん行われているので、まずはその研究室の見学に行きたいと思っています。

―専門教育以外で楽しみにしている授業や、大学生活の中でやっておきたいことはありますか?

もうすでに始まっている授業なのですが、第二外国語のイタリア語をとても楽しみにしていました。

大学生活の中では、接客業のアルバイトに挑戦してみたいと思っています。

―最後に、推薦入学の先輩として、高校生たちにメッセージをお願いします。

推薦入試では一般入試のための勉強と並行して準備をしていく必要があるので、勉強との両立をとても大変に感じることもあるかもしれませんが、推薦入試はこれまでの自分を振り返り、将来を真剣に考えるいい機会になると思います。

また、推薦生は早期履修や研究室の見学が早くからできるといった利点もたくさんあります。
「これがやりたい」という熱意がある人は、ぜひチャレンジしてみてください。

―ありがとうございました。これからも研究を続けてください。

取材/2020年5月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム