学校推薦型選抜合格者の声 ― 新入生インタビュー 2025
学校推薦型選抜合格者の声
2025.07.10
2019.07.30
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PROFILE
高校3年の時に、物理化学部の顧問の先生から「東大に推薦入試というシステムがあるから受けてみたらどうか」と言われ、自分でも意識するようになりました。もともと僕の興味のある分野を学ぶことができるのは北海道大学と京都大学の2大学だけだと思っていたので、僕は北大に専念していてそれまではまったく意識していませんでした。そのため先生から東大と言われて「えっ」という感じでした。
物理化学部の中に自然研究班というのがあって、そこで主に鳥の研究をしていました。といっても自然全般に興味があって、部で恒例になっている河川の水質調査などもやっていました。大学で続けるかは悩んでいるところですが、鳥類について研究したいと思っています。
子どもの頃のバードウォッチングです。小学4年の時にヤマガラという鳥を見つけて、それがすごく綺麗なのに驚いて、一気に興味をもちました。鳥って双眼鏡とカメラを持つと一気に身近な存在になるんです。それに日本にいる鳥の種類は、630種類くらい。台風で飛ばされてきたりするから種類が増えるので、基本数が動物よりも圧倒的に多いんです。ちなみにほ乳類は140種類くらいで、両生類とは虫類を足しても150種類くらいです。鳥は種類が多い分、細かな違いが見られます。種類の多さでいえば、昆虫は万単位と圧倒的に多く、そちらにも興味はありますが、これをやるのは一苦労だなと感じています。
理学部で鳥の構造や生態について研究するのは面白いと思うんですけど、今世界中でいろいろな生き物が消えているじゃないですか。研究しても研究対象の鳥がいなくなってしまうかもしれません。一方、農学では最近、生物多様性が人間社会にメリットをもたらすという考え方から、生態系を守っていこうということが1つの分野になっているんです。そのための技術を開発する研究も行なわれていて、僕はそちら側にいって生物を残していくことのほうが大事かなと思い、農学にしました。
たとえば、鳥に注目した環境保護の研究です。鳥って環境の指標になりやすくて。「トキと共生する農業」というのがあるように、トキという種類に注目すると、環境が守れるんです。また鳥の種類の多さによって、その環境をある程度評価できるということもあって、鳥は環境を考えるうえでのアイコンになる、ということなんです。たとえば「里山を守ろう」じゃよくわからないので、サシバという鳥を守ろうと謳うことによって里山環境を守ることにつながるというような感じです。
農学部の授業をとりまくっています。きつい授業と楽しい授業とありますが、鳥以外にも昆虫の授業などもあって、自然全体について知ることができて面白いです。