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「高校時代のスイス留学で、言語と政治に関心を持つように。法学部で自分の軸足を定め、柔軟に学んでいきたいです」――2018推薦生インタビュー(1) 法学部

2019.03.22

推薦生2018

#法学部の人 #法学部の人 #推薦入試 #推薦入試

PROFILE

萬屋杏菜さん(法学部進学予定)

出身地 東京都
高校  東京学芸大学附属国際中等教育学校

―法学部に入学されましたが、結構前から法学に関心をもっていたのでしょうか。

そうですね、どちらかというと最初は「研究」というものに関心がありました。理系領域の研究です。出身の中等教育学校の先生に理系の研究者のような方が多かったからというのがあると思います。また、国際系の学校でもあったので、海外のことにも興味を持っていました。

―法学、という感じではないですね?

はじめはそうだったんですけれど、高1の夏から高2の夏まで、スイスの公立高校に留学したんです。そのときに政治に関心を持つようになって。

―法学部選択の背景は政治への関心だったんですね。もう少し具体的に教えてもらっていいですか。

はい。スイスの直接民主制というのはインパクトがあって、興味を持ったんですけど、スイスに滞在しているうちに、言語的にマイノリティと識別される人々の問題に関心を持つようになったんですね。スイスっていうのは、多言語国家なので、どうしても少数派という人たちが出てきてしまう。そういう人たちに対して、どのような政治的アプローチがとられているのか関心を持つようになって。留学から帰ってきて色々な国の例も併せて研究し始めたんですが、そこからどんどん政治への興味が湧いてきたんです。

―でも、理系の研究だったり、海外のことだったり、政治だったり、いろいろ関心があるのだったら、一般入試で入学して、進学選択で学部学科を決めたいな…と思ってもおかしくないような気がするのですが 。

周りからも、教養学部のほうが向いているんじゃない、といわれることがあります(笑)。推薦入試で法学部を選択したのは、一言でいえば「ぶれたくなかったから」。大学4年のうち、学問的にひとつの専門というか、基礎というか、軸足というか、そういったものが欲しかったんです。法学部というのはディシプリンがしっかりしているし、私は政治に関心があるし。それで、推薦で法学部に入学するということを考えました。

―表現を選ばずに言えば、「東大推薦入試を自分の枠づけに利用した」みたいな。

そうですね。そう言えると思います。

―法学部で言語と政治のことを追究されたあと、どのようなキャリアを描いていらっしゃるんですか。

決めていないんです。実務系も面白そうだし、研究者の道も面白そうだし。まずは、言語というテーマを政治という切り口からみてみたいと思っていますが、その先、もし哲学に関心をもったら、法学部での経験を活かしながら文学系の大学院にいってもいいし、教養系の大学院にいってもいいし、というように柔軟に考えています。いずれにしても、まずは法学部で自分の基盤をつくりたい。そう考えています。

―東大は、留学プログラムとか、体験活動プログラムとか、海外での経験を積める機会を多く提供していますが、また中長期的に海外に行こうというようなことは考えていますか。

高校で留学したことは、すごくよかったと思っているんですけど、少し後悔していることもあって、それは「日本でできたであろうことが、できなかったこと」。なので、また1年間行く、というよりは、東大でしか出来ない学びをしたいなと思っています。

―なるほど。 ところで、推薦入試へのチャレンジは、自分から言い出しましたか?それとも高校の先生から声をかけてもらってから考えたのですか。

自然発生しました。

―自然発生!?

私も考えていたし、先生との面談でも自然とその話題になった、といったかんじです。留学から帰って、実質1年ちょっとぐらいしか受験準備に時間を充てられなかったのですが、自分の特性を一番活かすことができるのは推薦入試かな、と。それで、一般入試の受験も準備しつつ、推薦入試に挑戦することにしました。

―不安でしたか。

不安は感じていました。でも結構うまくスケジュール管理ができたと思います。

―東大の授業が始まってしばらく経ちました。印象はどうですか?楽しいですか?期待外れでしたか?

想定内、というのが答えですかね。東大受験を考えた時に、本当によく東大の教育のことを調べたんです。インターネット、大学案内、あとは東大法学部が取り上げられているニュースを読むとか。もう、ウェブサイトの端から端まで読んで。

―準備万端だったわけですね。

入るまでにシラバスまで見つけて読んでいました。他の大学のシラバスも読んで、「ああ、東大法学部の特徴ってこういうところにあるんだな」ということは、自分なりにつかんでいました。それなので今は本当に楽しいです。

―頼もしいです。それではこれから4年間、充実した学生生活を送ってくださいね。

ありがとうございます。頑張ります!
 

2019.3.22
インタビュー/東京大学高大接続研究開発開発センター教授・濱中淳子
構成/ライター・大島七々三