「第75回駒場祭」レポート2024-3日目
駒場祭・五月祭 2024.12.24
2024.06.28
はじめに来たのは、私が所属しているクラスが出した屋台になります!私たちの“波動関数チョコバナナ”は、小さな粒子の運動を表す「波動関数」の表記でよく使われるΨ(プサイ)という記号をかたどったチョコバナナです。もちろん味もおいしい!
次にやってきたのがこちら、「キャップ投げサークル」です。ペットボトルのキャップを使った野球のような競技で、野球経験者やプロ野球好きの方が多いそう。全国大会があるほどの人気で、東大は設立3年目にしてベスト16に進出するほどの強豪校だそうです!
東大生といえば暇を惜しんで勉強しているイメージがありますが、意外にもこんな趣味があるんですね~。
さて、この企画は、実際の競技でも使うペットボトルのキャップを投げていき、ビンゴをめざすというもの。景品もあって、すぐにキャップ投げ競技が始められるスターターセットもあります!
この企画では、家族連れの方や、特に子どもたちが多いなと感じました。大学の学園祭でありながら、家族みんなで楽しめるのはいいですね!
さて、今年の五月祭はかなり暑いな…と思っていたさなか、本郷キャンパスのお隣の弥生キャンパスで休憩スポットを発見しました。それがこの木質パビリオンです!
広場の樹々たちとパビリオンが強い日差しを遮ってくれるので、この辺り一帯は涼しく、漂う木の香りが気分を落ち着かせてくれます。ちょうどよく木製ベンチもあるので、ここで次の行き先を決めるのもいいですね。
写真のパビリオンは床や壁などの全てが、カラマツとスギでできた合板、そしてカラマツの芯材から作られているのだそう。見た目がとっても面白いだけでなく、建築用構造材としての安全性や耐震性能など、実用的な側面からも考え抜かれているそうです。
パッと見て芸術性を楽しむもよし、目を凝らして構造の面白さを楽しむもよし。あなたの気の赴くままに楽しむことができます。
さあ、最後にやってきたのが「廃液カクテル」です。
ここはなんと、カクテルが飲めちゃうスポットなのです(もちろん、未成年向けにソフトドリンクもあります)。
化学実験で出る廃液の見た目を模したカクテルなので、「廃液カクテル」なんだそう。こういうニッチな視点、まさに東大生(私を含む)が好きそうですよね。
理学部化学科の方々が、屋台の中に普段の実験風景を再現してカクテルを提供しているため、普段通り白衣とゴム手袋を装着して、分量はメスシリンダーで量っているそうです(笑)
写真左は、ニトロ化合物にありがちな黄色と、沈殿の白色が再現されています!飲んで大丈夫なのかと心配しながら、恐る恐る飲んでみると……オレンジの酸っぱさと沈殿のまろやかさが合ってとてもおいしいカクテルでした!
写真右はCu(OH)2、水酸化銅(II)の水溶液を模しています。鮮やかな水色ですね!暑い日にピッタリの爽やかな味わいです。
飲み終わった後は分別して捨てましょうね。キャンパス内には環境対策に則した屋外ゴミステーションが随所に設置してあるので、ゴミを持ち歩き続けなくていいのがいいですね。