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東大卒業生インタビュー・東大職員「大学では『新しいことにたくさん挑戦すること』を目標に」

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東大卒業生インタビュー

東大生の卒業後のいろいろな進路をお伝えするインタビュー。今回は、卒業後、母校東大に大学職員として就職した文学部卒業生のお話を聞いてきました。そもそも東大を志望した理由から、現在の大学職員のお仕事まで語ってもらいました。

PROFILE

小口 眞緒 さん

出身: 長野県松本深志高等学校
入学年度・進路:2012年 文科三類入学→文学部心理学専修卒業
お仕事:東京大学入試課入試企画・広報チーム 職員

 

読書が好きだから、文三に

―まず、高校時代を振り返って、東大を目指された経緯を教えてください。

東大を意識したのは、高校1年生の夏です。私は長野県出身ですが、高校時代の恩師に背中を押され、夏のオープンキャンパスに参加してみたことがきっかけでした。そのときは公開授業を受けて、現役の学生さんの話をお聞きしました。東大の雰囲気にただただ圧倒されたことをしっかり覚えています。

―最初から文科三類を志望されていたのですか?

はい。東大は進学選択の制度があると聞いていたし、小さい頃から本も好きだったので、文科三類かな、と。ただ、高校時代の私は、将来進みたい道をひとつに決めていた訳ではありませんでした。

―確かに、東大はそうやって科類を選択する人も少なくないですよね。

はい。それで、実際に大学に入ってみて心理学って面白いな、と。文学部の心理学専修課程に進みました。
 

マジックに魅せられて心理学専修へ

―心理学のどういったところに魅力を感じられたのでしょうか?

実は私、大学に入ったら新しいことを始めてみようと決めていて、東大の奇術愛好会というマジックのサークルに入りました。それがとても楽しくて、勉強とサークルに明け暮れる毎日を過ごしていました。マジックというのは、私たちが日頃当たり前に信じていることの裏をかくものなんです。そこに面白さを感じたのも、心理学に興味を持ったきっかけでした。文学部の心理学専修は人間の知覚や、脳の働きなどをよく扱います。私はそこで錯視(視覚の錯覚)の勉強をしていました。

―なるほど。新しいことを始めてみたいという気持ちが、専攻を決めるきっかけにもなったんですね。

はい。新しいことに挑戦する、というのは、私の学生時代の目標の一つでした。高校で勉強を頑張った分、大学ではいろんなことに挑戦してみようと思っていて。大学4年生のときにはミスコンにも出場させてもらいました。

―ミスコンですか!

はい。以前はミスコンを遠い世界の話だと思っていました。でも、思い切って挑戦して、実際に出場がかなって、応援してもらえたことが嬉しかったです。毎日SNSを更新するのは大変でしたが、今思えば楽しく、2度とない貴重な経験だったと思います。
 

地方出身者、女子学生にとってもっと身近な東大を目指して

—少し変わって、東大や東京という環境についてお聞きしたいのですが、地方出身者として実際来てみて東大、東京についてどう思いましたか?

東京なのか、東大なのか、どちらもかもしれないのですが、できることの選択肢が多いなぁ、と。こうなりたいな、と尊敬する人にたくさん出会える、というのもそうですね。東大に関して言えば、やりたいと思ったことは自分で探せばきっとできる、色々なチャンスが転がっている環境だと思います。

―地方出身の学生や女子学生が少ないことをどう感じていましたか?

私は文科三類ドイツ語選択のクラスだったのですが、クラスの9人の女の子のうち、私以外全員東京の高校に通っていて。サークルでも、地方出身の女の子は同学年にいなくて。それは驚きでした。私はたまたま東大に行くことを勧めてくれる人がいたおかげで東大を目指すことができたけれど、地方の女の子の多くにとって東大を目指すのが特別なことのようになってはいないかな、とふと思いました。

―そこについても是非お聞きしたいです!

私はとても東大が好きです。でも、クラスにもサークルにも地方の女の子がいない状況を経験して、地方の女の子にとって東大を目指すことがそもそも選択肢に入っていないような空気があるとしたら、それはもったいないことかな、と思いました。

―それでは、東大職員としての就職はいつ頃からお考えになっていたのでしょうか?

就職活動を始め、東大職員の先輩のお話を聞きました。地方出身者や女子など、もっと色々な人が東大を目指す雰囲気があったら、という大学時代の気持ちをそのまま仕事に活かせる職業があるんだ!と思って、東大に就職を決めました。

―なるほど。どのようなお仕事をされているのですか?

入試課入試企画・広報チームの主な仕事は、受験生の方への入試広報活動です。例えば、全国七都市(札幌、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、福岡など)で他大学と合同で行う主要大学説明会、女子高校生向けの東京大学説明会です。東大女子学生による母校訪問も企画、実施しています。

―私たちも母校訪問に行きました!とても素晴らしい企画だと思います。

私も高校生の時に、母校訪問として高校の先輩の現役東大生が大学の話をしに来てくれました。自分の高校出身で東大に行った先輩から経験談を聞けたらとても心強いですよね。

―最後に、東大を受けるか迷っている高校生に向けてメッセージをお願いします。

まずは恐れずにチャレンジしてみることが大切だと思います。また、大学では高校生のみなさん向けのイベントをたくさん行っているので、是非足を運んでみて下さい!

―どうもありがとうございました!

2019.2.13
インタビュー・構成/学生ライター・林怜実、学生ライター・足立愛音