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キャンパスの中に隠れ家一軒家レストラン発見!―学生生活を支える「食」(2)

2019.01.19

食生活

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学生生活を支える「食」

東大の食をテーマにした今回の企画。第1回では駒場キャンパスの東大生協が運営する学生食堂(学食)をご紹介しました。しかし駒場の食事処は学食だけではありません。フランス料理の一軒家レストランもあればカフェもあるのです。高校生のみなさんやご両親にもその存在を知っておいてもらいたいとの思いで、今回ご紹介します。

カジュアルにフランス料理を楽しめるレストラン

ここは軽井沢?と思わせるような、木立の中の一軒家レストラン。その名は、ルヴェ ソン ヴェール駒場


ルヴェ ソン ヴェールのエントランス

装飾が凝らされた鉄の扉が目を引くエントランス。“旧制一高”の同窓会館だった建物を、当時の面影を残しつつ全面的に改修し、東京大学のゲストハウスとしてオープンしたのが2005年。この時からフランス料理の手法に則った定番のビストロ料理、地方料理をカジュアルに楽しめるブラッスリーとしてオープンしたのがルヴェ ソン ヴェール駒場です。


明るく広い店内

ルヴェ ソン ヴェールは、この駒場店のほかに、本郷(東大正門近く)の国家公務員の福利厚生施設内、南大沢(八王子)の大学施設内に店舗を構え、いずれも高い評価を得ているレストランです。

  • 当店の最大の特長は、手作りにこだわったお料理を提供しているところです。魚介類は豊洲市場から調達し、野菜は農家直送のものを使用しており、安全で安心なお料理をお出ししています(武田総料理長)

というのは、総料理長の武田明憲さん。

昭和初期に建てられたアールデコ調の様式をそのまま残した重厚な建物は、学生にはちょっと敷居が高く映るかもしれませんが、大学の構内にあるお店だけに、他店より学生にやさしい価格設定になっています。

特にランチはメインを肉と魚から選べ、サラダやパンはビュッフェ方式。それに飲み物(コーヒー or 紅茶)がセットになって1080円(税込み)。


ある日のランチのメイン(肉)
「豚ロース肉のロティ グリビッシュソース」

ある日のランチのメイン(魚)
「鱈のポワレ グリーンピース添え ジュドポワソン(魚のだし汁のソース)」

パンや前菜のビュッフェ

サラダビュッフェ

この値段なら学生にも手が届くというもの。試験が終わった日に自分へのご褒美として、あるいは誕生日などの特別な日のお祝いに、少し奮発してみてはいかがでしょうか。また家族や親せきがキャンパスを訪れた際にみんなで食事をするにも最適です。ソフトドリンクはもちろん、シャンパンやワインなどのお酒も豊富にそろっていて、大人が楽しめるレストランなのです。

  • 通常は近隣の主婦層や教員の方々のご利用が多いのですが、東大の学生さんにもっと利用していただけるとうれしいですね。コーヒーを飲みに来ていただくのも構いませんし、お友達どうしデザートを召し上がっていただくなど、気軽に立ち寄ってもらいたいです(武田総料理長)

総料理長・武田明憲さん

ソフトドリンクはコーヒー、紅茶が300円。ノンアルコールのスパークリングワインやワイン各種がグラスで600円からとリーズナブルな値段。デザートメニューは「クレームキャラメル フルーツ添え」、「洋梨のパルフェ(コンポート、ジュレ、ソルベ)」、「ガトーマルジョレーヌ(ヘーゼルナッツのケーキ)」が各540円。飲み物と合わせても1000円をきる値段。コスパの面でも学生が利用できるレストランだと思います。

  • いろんな種類のデザートが詰まったデザート盛り合わせを一つ注文されて、それをふたりでシェアされている女子学生の姿を時々お見かけします。勉強が大変な中でも、女子学生は食を楽しむのが上手ですね(武田総料理長)

「デザート盛り合わせ」は2人分の量で1080円。そんな食を楽しむ輪の中に、男子学生も参加してほしいもの。春や秋などにはまるで避暑地にいるような雰囲気が楽しめるオープンテラスで過ごすのもおすすめです。


自然に囲まれたオープンテラス

2階には本格的なフランス料理をコースで味わえる「ルヴェ ソン ヴェール橄欖かんらん」。こちらも1階のルヴェ ソン ヴェール駒場と同様、一般の人の利用もできるお店です。


ルヴェ ソン ヴェール橄欖

貸し切りで東大卒業生の同窓会などにも利用されることも多いとのことです。こんな素敵なレストランが駒場キャンパスの敷地にあることをこの機会に知っておいてください。


窓から広がる駒場の森

SHOP INFO

ルヴェソンヴェール駒場 https://leversonverre-tokyo.com/restaurant/komaba.html

場所: 東京都目黒区駒場3-8-1 東京大学駒場ファカルティーハウス1F
アクセス: 京王井の頭線 駒場東大前駅 東口 徒歩1分
営業時間: ランチ/11:00~14:30(LO) ディナー/17:00~21:00(LO)
定休日: 無休(大学行事・パーティーで休業になる場合もあり)
TEL 03-5790-5931
FAX 03-5790-1902
E-mail lsv-komaba@madoi-co.com

 

休日の勉強を支えてくれる人気カフェ

駒場キャンパスにはルヴェ ソン ヴェールのほかにも、人気店が出店しています。それが「カッフェ ヴィゴーレ 東大駒場店」。

「学食は賑やかなので、静かな環境で読書をしたり何か作業をしたい学生は、こちらを利用しているようですね」というのは、東大生協駒場食堂部・店長の伊藤隆行さん。

学食のあるコミュニティー・プラザ(南館)に隣接しながらも、こちらは店の周りを囲むように木々が生い茂り、自然の中に身を置いているような感覚で一般の利用者も多く、店内は落ち着いたムード。カウンター席でPCに向かう学生の姿も多く見かけます。

特に駒場の東大生にとってありがたいのは、日曜日も営業をしているところ。駒場の図書館が土日も開いていることから、学校が休みの日も調べものや勉強に来る学生も少なくありません。しかし生協の食堂や購買部、書籍部は日曜日がお休みなので、ちょっとお腹がすいたような時に、キャンパス内で食事や喫茶ができるカフェは、学生にとってありがたい存在です。

食事メニューも豊富だし、何より多種多様なケーキがそろっていますので、ケーキを食べながら学生どうし議論を戦わせるといった光景も見られるようです。

パンもいろんな種類のものが用意されていて、そのパンを目当てにお店を訪ねる女子学生も多いとか。しかもコーヒー(220円)を筆頭に、通常店よりも若干、価格帯が抑えられているので、学生も気軽に利用できるお店なのです。

SHOP INFO

カッフェ ヴィゴーレ 東大駒場店 https://www.italiantomato.co.jp/store/it016/

営業時間: 平日8:30-21:00・土日祝10:00-17:00
定休日: なし
住所: 東京都目黒区駒場3-8-1 東大駒場コミュニケーションプラザ1F
電話番号: 03-5454-3575
Wi-Fi: Free
コンセント: あり
分煙: 全席禁煙

最終更新/2022年9月
取材・撮影・構成/大島七々三
取材協力・写真提供(店内及び料理)/ルヴェ ソン ヴェール駒場
※ページ内容は作成時のものです。