カオスな一夜が再び! “前のめり”な知的好奇心で盛り上がる推薦生交流会

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秋も更けゆく2022年10月のとある日、夜の東大に学校推薦型選抜制度で入学した学生(推薦生)たちが、一堂に会するという情報を入手。6月に駒場キャンパスで初開催となった「推薦生交流会」からおよそ4カ月、今度は本郷での開催が実現しました。
新型コロナ感染症の影響で、長らく対面での交流を制限されていたこともあり、「やっぱりリアルで語り合えるのが嬉しい」と盛会だった前回。「もっといろんな推薦生の話を聞きたい」、「今度は本郷での開催を!」という声を受け、再びの開催となりました。

※撮影時のみマスクを外しています

初対面でも阿吽の呼吸で設営準備もテキパキ

会場は安田講堂のすぐ横、三四郎池のそばに佇む山上会館です。日ごろは学会や会議など、学術領域の交流の場として利用される格調高い建物として知られています。入り口では、ハロウィーンのアレンジメントが出迎えてくれます。
会場のハロウィンな様子
ひと足早く会場入りした実行委員が設営を始めると、フライング気味に訪れた推薦生たちも机や椅子の移動を手伝います。
ところがここで、ハプニングが。事前に用意した名札シールに不具合があり、一部を手書きで対応することに。紙束を名札サイズにカットしたり、サインペンを用意したりと、急な対応にもチームワークで乗り切ります。

名札を準備中

開場の頃には小雨がぱらつき、日が暮れるのが早いためか、それとも本郷という場所柄のせいか、受付は落ち着いた雰囲気に。授業を終えた推薦生たちが、少しずつ集まってきます。中には手ぶらでやって来る人も。研究室に荷物を置いて立ち寄る姿は、本郷ならではの光景かもしれません。そして大半が一人で訪れますが、受付を済ませると自然と会話の輪が生まれています。

進行を務めるのは、推薦生にはおなじみの修士2年の工学部コンビ。授業の都合で駒場からの移動が難しくなった後輩に代わり、緊急登板となりました。

司会の二人

  • 今回は本郷ということもあって、3年生以上の割合が増えたよね。
  • そうそう。前回は同期の友だちをつくりたいという1、2年生も多かったと思うけど、今度は先輩とのつながりを築けるんじゃないかな。

と聞いて間もなく、先輩と後輩とおぼしきグループが。聞けば、文学部の2年生と4年生だそうです。

推薦生の写真

  • 前回の駒場のときは参加できずに残念だったので、今日はとっても嬉しいです。
  • 私は本郷で開催と聞いて、それならと参戦。推薦生が一斉に集まる場もそうそうないので、楽しみにして来ました。
  • コロナ禍に入学したこともあり、対面での交流をすごく貴重に感じます。

当日は80人強が参加表明しているものの、時期はちょうどAセメスター(後期)が始まったばかり。時間割が発表された直後で、授業後に急いで駆けつける人や当日急遽参加を決める人など、それぞれの都合に合わせて集まります。
徐々に会場が温まってきたところで、ゆるゆると会はスタート。司会に勧められる形で、推薦生を支援し本会をバックアップする、高大接続研究開発センターの植阪友理先生があいさつしました。

お話をする植松先生

  • 日ごろ推薦生の皆さんの探究心に溢れ、活動的で真摯に取り組む姿を見ながら、自分に何ができるかと常に考えているところです。学内でも注目されることも多く、誇りに感じる一方で、自信を持てずにいる人もいるかもしれません。今日は交流を通じて、これからのキャンパスライフを楽しむ秘訣を持ち帰ってほしいと思っています。
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