駒場図書館

2020.04.10

東大を知る

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駒場図書館は、駒場キャンパスの拠点図書館である。2002年に開館したという、東大の中では新しい建物だ。教養学部や総合文化研究科の学生が利用者の中心であり、ほとんどの東大生にとっては入学後はじめて利用する図書館である。

駒場図書館

ここには約69万冊の図書や雑誌が収蔵されている(2020.3.31時点)。もちろん、読みたい本のすべてがあるとは限らないが、本郷・柏など他キャンパスの図書館、あるいは他大学の図書館にある本を取り寄せてもらうことも可能だ(学外からの取り寄せは有料)。東大が持っている資料はすべて「東京大学OPAC」というデータベースで検索することができる。そして、東大生であれば個人用のアカウントが交付されるので、本の予約や貸出期間の延長、他キャンパス・他大学からの取り寄せ、図書購入リクエストなどを、インターネット上で簡単におこなうことができる。

大学生になったばかりの新入生がよく使う図書館ということもあり、春には1年生向けの図書館ツアーが毎年実施されている。このツアーでは、駒場図書館の基本的な利用の仕方を教わることができる。また図書館ツアーに参加できなかった1年生に対しても、セルフツアーや駒場図書館ガイダンスというかたちで、学内の図書館サービスについて知るための場が開かれている。小中学校・高校の図書室とは規模も利用方法も大きく異なるので、新入生は一度参加してみるとよいだろう。

駒場図書館は地上4階から地下2階までの6層構造で、各階にはずらりと書架が並んでいる。高校生の頃までは手に取ったこともないような専門書が、本棚の端から端まで置かれているさまを前にして、最初は戸惑うかもしれない。あるいは「こんなにハイレベルな空間で自分はやっていけるのだろうか」と不安になるかもしれない。けれども恐れることはない。図書館とは、いわば知の集合体。先人たちの英知を存分に吸収しようという気概さえあれば、必ずや東大の図書館を使いこなせるようになるはずだ。

駒場図書館の前景
駒場図書館の前景

館内には約1,100席の座席があり、開館から閉館まで多くの学生が学習や資料収集にいそしんでいる。特に試験期間になると、試験勉強に励む学生で座席が埋め尽くされるほどである。もちろんWi-Fiやコンセントも完備されているので、パソコン等の情報端末を使用しながら学習することも可能だ。

1階ロビーには、博物館でよく目にするような展示ケースの置かれたコーナーがある。ここでは、研究や授業の成果発表、サークルの活動報告、趣味の作品展示などが行われている。利用申請にあたり教員の同意があれば、学生でも活用することができるスペースだ。またその近くには、東京大学教員著作について著者自らが語るWebサイト「UTokyo BiblioPlaza」とコラボしたUTokyo BiblioPlazaコーナーという本棚がある。Webサイトを見て気になった本を、実際に手に取り、借りることができるよう設けられたコーナーだという。さらにその隣には、ジェンダー研究(「男らしさ」「女の役割」などの社会や文化によってつくられた性別を研究する学問領域のこと)関連の蔵書が配架されたGENKI BOOKSという本棚もある。そして2階にはグループ学習室という部屋があり、複数人でグループワークをするときや、視聴覚資料を閲覧したいときに利用できる。単に本を借りるだけでなく、様々なかたちで学生のサポートをしてくれる場所、それが駒場図書館なのだ。

駒場図書館UTokyo_BiblioPlaza
UTokyo BiblioPlazaコーナー。奥にはGENKI BOOKSが見える。

参考資料
東京大学附属図書館ホームページ、駒場図書館
東京大学大学案内パンフレット2019
図書館の窓Vol.57 No.1(通号456号) 2018年3月12日発行

文・写真/学生ライター・伊達摩彦