「将来は社会に対して研究成果を還元するためのアクションを起こせる人になりたい」―2025一般生インタビュー 文科三類

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長谷川碧さん

PROFILE

  • 氏名:  長谷川碧さん
  • 出身校: 新潟県立新潟高等学校
  • 入学:  2025年 文科三類

――東京大学を志望されたきっかけを教えてください。

高校1年のときに、先生から東大を勧められて少しずつ意識するようになりました。自分でも東京大学について調べるうちに、研究施設が充実していて進学選択があるところを魅力に感じ、高校2年になって、東大をめざすことを決めました。

――高校時代に力を入れていたことはありますか?

探求学習では、自分が知らない物事に対する問いを解明することが好きで、楽しさを見いだしながら研究をしました。高校2年までは、メディアに関して興味があったんですけど、高校3年で教育の分野に興味が変わって、中学生が高校を選ぶ際の情報提供がどれくらい行われているのかといった調査をしました。

――大学では、これからどんなことを勉強したいですか?

私は結構いろんなことに興味があるので、前期課程では、興味のある教育学系を中心に文理を問わず幅広く履修したいです。

――勉強以外に大学でやってみたいことはありますか?

私は新潟出身なんですけど、高校時代に『ichihime』という東京大学発のNPO法人が運営する、女子中高生の進路選択をサポートするオンラインコミュニティにすごくお世話になりました。そこでは、大学生がさまざまな質問に答えてくださるのですが、そのおかげで安心して東大をめざすことができたので、今度は私が応援する側として、活動を頑張りたいなと思っています。そのほかにもいろいろサークルに入ってみようと考えていて、勉強と課外活動を両立して大学生活を楽しみたいです。

――地方からの受験で大変さを感じたことはありますか?

世間一般では「地方女子はあまり東大をめざさない」と言われていると思うんですけど、私自身、東京大学をめざすことでまわりの目が気になることもなかったですし、上京して一人暮らしをすることにも不安はなかったので、大変さを感じることはありませんでした。家族からも反対されることなく、いろんな人から応援されて、まわりの人たちや環境にとても感謝しています。

――将来は、どのような方向に進みたいと考えていますか?

私はいろんなことに興味があるので、もしかしたら進学選択のときにはもう興味が変わっているかもしれないんですけど、今は教育学部に進学して研究を続けていきたいと考えています。将来は、社会に対して研究成果を還元するためのアクションを起こせる人になりたいです。

――最後に高校生に向けてメッセージをお願いします。

私の好きな言葉で「Don’t judge each day by the harvest you reap but by the seeds that you plant.」 というロバート・ルイス・スティーブンソンの言葉があって「毎日をその日の収穫高で判断せずに、まいた種で判断しなさい」っていう意味の言葉なんですけど、受験勉強をやっていく中で、その結果や点数だけにとらわれて、その日の自分の状況を結構引きずりがちだと思うんです。でも、気づいた欠点とか、今まで知らなかったこととか、それって絶対本番で生きてくるわけじゃないですか。そういうところに視点を置いて、未来の自分、本番のテストを受けている自分のために、今は何ができるのかなっていうことを考えながら、受験勉強を頑張ってほしいなって思います。

――素敵な言葉ですね。充実した大学生活を過ごしてくださいね!

 

取材/2025年4月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画編集チーム