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「病を治してくれた主治医に心惹かれ医師を志す。トライリンガル・プログラムを楽しみたい」―2021新入生インタビュー 理科三類

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2021新入生浅野さん

PROFILE

  • 氏名:   浅野笙さん
  • 出身校:  開成高等学校(東京都)
  • 入学:   2021年 理科三類

――高校3年生の時、新型コロナウイルス感染症の流行で、生活が大きく変わったことと思います。浅野さんにとってはどんな1年でしたか?

なかなか集中しづらい1年でした。リモート授業となると課題の出し方も違いますし、何より生活のペースが崩れやすかったです。勉強に集中するだけでなく、生活のリズムを作るという面でも、学校に行くというのは大切なんだなと痛感しました。

――浅野さんは、将来、医師になりたいという気持ちが強いのでしょうか?

はい、そうですね。 母が看護師で、医療現場の話が身近にあり、小さい頃から医師というのは選択肢のひとつにありました。本格的に医師をめざすようになったのは、高2の冬、共通テストのちょうど1年前くらいです。突然頭が痛くなって、夜も眠れないほどになったんです。病院で診てもらったら、脳下垂体に生まれつきの良性の腫瘍があって、そこから出血しているということがわかりました。すぐに緊急手術を受け、術後10日で退院することができたんです。そのとき、主治医の先生の高度な技術と患者に寄り添った治療にとても心惹かれました。それが一番のきっかけです。ぼくも将来は、脳の腫瘍などを研究する臨床に進めたらと思っています。

――回復してよかったですね。頭痛を放置せず、治療を早く受けることができたのは、お母さんが看護師だったからなのでしょうか?

母は山形にいたので、状況を把握するだけでも精一杯だったと思います。その日も母は山形で仕事をしていましたが、夜には病院に駆けつけてくれました。遠くに住んでいる母に代わって、入院までの段取りを担ってくれたのは祖母でした。祖母は、ぼくの高校進学と同時に山形から東京に出てきてくれて、今はふたりで東京に住んでいます。その祖母が、ぼくが夜も寝られずに苦しんでいる姿を見て、夜通し病院を探してくれて、重症になる前に診察を受けることができました。入院時だけでなく、普段の生活でも全面的にサポートしてくれているので、家族にはとても感謝しています。

――では、大学の授業以外で、興味のあるアルバイトやサークルなどはありますか?

受験の時にTLP(トライリンガル・プログラム)を申し込んでおり、ドイツ語のプログラムに合格しました。TLPとなると、ふつうのドイツ語の授業に加えて週3時間、専用の授業が追加になると聞いています。そうなると、かなり授業のスケジュールも圧迫されるので、今はアルバイトやサークルのための時間が作れるのかと心配に思っています。サークルはまだ調べてないのですが、高校の時、数学研究部で高校入試の予想問題を作っていたので、そういうノウハウを活かせるサークルがあればと思っています。

――大学時代に、海外に行くことは考えていますか?

新型コロナウイルスが収まったらですが、TLPで夏や冬にドイツに行くことができるという話もありますので、ちょっと楽しみにしています。

――東大には、海外に行く学生を経済的にサポートする制度があるので、ぜひ活用してください。ありがとうございました!

 
<参考>
TLP(トライリンガル・プログラム)など、東大が用意する英語・海外関連のプログラムの詳細はこちら

 

取材/2021年4月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム