一般選抜合格者の声 ― 新入生インタビュー 2025
一般選抜合格者の声
2025.07.31
2021.07.12
#理科二類
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PROFILE
脳科学に興味があって、高校のときに「脳科学は何学部でも研究できる」と聞いたことがきっかけで、それなら大学に入ってから学部を決めたいなと思って東大を志望しました。今のところは理系から脳科学にアプローチしたいと考えて理2を選びましたが、心理学などを学べる文系の学部に進学することも視野に入れています。
小さい頃から「どうして自分はこの世界を認識できるんだろう」と漠然と考えていたんです。高校の現代文の授業でクオリア(※)に関する文章を読んだとき、その問いをを言語化してくれていると感じたました。それがきっかけで、大学で脳や意識について学びたいと思うようになりました。
(※)私たちが意識的・主観的に経験している感覚(色や痛みなど)のこと。脳科学では、何らかの脳の働きによって起こると考えられているが、まだ解明されていない点も多い。
すごく迷っているところです。純粋に知的好奇心に従って、どうしてそうなっているのかを深く追究するような研究の道も、もちろんいいなと思っています。一方で、アルコール依存症のように、脳の働きによって自分の意思とは関係なくそうなってしまう病気の仕組みや改善方法を探りたいという思いもあります。
高校のときにやっていた卓球とピアノは大学でもサークルで続けたいと思っています。ほかにも、政策分析をするインカレの自主ゼミにも興味があります。落ち着いたら、アルバイトにも挑戦したいです。大学では多様な人と出会い、いろいろな経験を積むことを大切にしたいと考えています。社会人になると、専門分野の知識は広げていけるけれど、専門分野以外の人と関わる機会が減ってしまうと思うんです。でも、ほかの世界をあまり知らないまま人生が終わるのは嫌だなと思っているので、今のうちに知っておきたいなと思っています。
私もまだ高校を卒業したばかりですが、高校生のときの感受性ってあっという間に薄れてしまうなと感じています。高校時代を振り返ってみると「文化祭の企画運営とか、どうしてあんなに全力でがんばれたんだろう」と自分のことながら不思議に思うことがあります。でも同時に「損得考えずに夢中で取り組めたあの時間は、とても大切な思い出だったな」って感じるんです。だからこそ、いろいろなことを経験して、高校生の感受性でしか受け取れないものをたくさん吸収してほしいなって思っています。