「将来の夢はお笑い芸人!?インカレサークルで夢を目指しながら理1で学ぶ」―2021新入生インタビュー 理科一類

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2021新入生田中さん

PROFILE

  • 氏名:   田中涼介さん
  • 出身校:  鳥取県立鳥取西高等学校
  • 入学:   2021年 理科一類

――東大の理科一類を選んだのは興味関心が一番近かったからですか?

実は、将来の夢はお笑い芸人なんですよ。中3の頃からなりたいと思うようになったんですけど、この夢をどうしてもあきらめたくなくて、心配していた親に安心してもらうためにも東大をめざしました。理科一類を選んだのは数学が得意だったことと、理科は得意ではなかったものの、科学や宇宙の分野に興味があったからです。

――ちなみに、お笑い芸人になるためのスキルと東大での勉強って何か通じるところはありますか?

ないと思います(笑)。これから見つかるのかもしれませんが、今のところはまだ見当たらないです。

――進学したい学部は決まっていますか?

今はまだ学部はよくわかっていないんですけど、工学部は自分の中ではロボットやコンピューターっていうイメージが強くて、その分野は苦手なので、どちらかというと自分の興味や関心に近い理学部かなとぼんやり思っています。これから考えたいです。

――大学生活は、どちらかというとサークルを充実させていきたい感じですか?

そうですね。他大学に大きいインカレのお笑いサークルがあって、そこに入ろうと思っています。規模が大きいと、そこでいろいろな人にたくさん出会えて、人を笑わせるスキルや芸も磨けそうなので。まだ漫才しか作ったことがないので、お笑いの幅を広げていきたいです。できれば、ひとりだと漫才はできないので相方も探したいですね(笑)。

――お笑いのネタは、今までどんなところで発表してきたんですか?

高校のときは、同じ学校のサッカー部の友達を無理矢理相方にしていました。漫才は学校祭でもやりましたし、地元でいろんな高校生たちを集めたイベントがあって、そこに呼ばれてやったりもしました。これまで6回ぐらいは舞台で漫才を披露しています。東大でも五月祭とかでいつかやりたいですね。

――最後に、高校生にメッセージをお願いします。

ぼくは勉強するのがめちゃくちゃ苦手で、たぶん勉強時間が人より少なめだったと思うんです。でも、夢をあきらめたくなかったので、効率を重視するようにして、その時間は集中して勉強に取り組みました。目標がでかすぎると成績も伸びてこないと思いますが、目標を近いところに設定したら効率のよい道も見えてくると思います。めちゃめちゃ普通のことを言っていますね(笑)。受験生のみなさんも本当にやりたいことに向けて、挑戦し続けてほしいなと思います。

――夢に向かって頑張ってください!ありがとうございました。

 

取材/2021年4月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム