高校生・受験生が東大を
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――東大の理科一類を志望した理由を教えてください。

じつは、将来の夢はお笑い芸人なんです。中3の頃からなりたいと思うようになったんですけど、この夢だけはどうしてもあきらめたくなくて、心配していた親に安心してもらうためにも東大をめざしました。理科一類を選んだのは数学が得意だったことと、理科は得意ではなかったものの、科学や宇宙の分野に興味があったからです。

――これまで、お笑いのネタはどんな場で披露してきたのでしょうか？

高校のときは、同じ学校のサッカー部の友達を半ば強引に相方にして漫才をしていました。学校祭でも披露しましたし、地元で高校生を集めたイベントに呼ばれて出演したこともあります。これまでに部隊で漫才を披露したのは6回ほどです。東大でも、いつか五月祭などでやってみたいですね。

――ちなみに、お笑い芸人になるためのスキルと東大での勉強って何か通じるところはありますか？

ないと思います（笑）。これから見つかるのかもしれませんが、今のところはまだ見当たらないです。

――進学したい学部は決まっていますか？

今のところ、まだ進みたい学部は決まっていません。工学部はロボットやコンピューターっていうイメージが強くて、自分はその分野は苦手なので、どちらかというと、興味や関心に近いのは理学部かなと思っています。これからじっくり考えていきたいです。

――新しく挑戦したいことはありますか？

他大学に大きなインカレのお笑いサークルがあるので、そこに入ろうと思っています。規模が大きいと、そこでいろいろな人にたくさん出会えるし、人を笑わせるスキルや芸を磨くにはいいかなと思って、今から楽しみにしています。これまで漫才しか作ったことがないので、お笑いの幅も広げていきたいです。できれば、ひとりでは漫才ができないので、相方も探したいですね（笑）。

――高校生にメッセージをお願いします。

僕は勉強するのがめちゃくちゃ苦手で、たぶん勉強時間が人より少なめだったと思うんです。でも、夢だけはあきらめたくなかったので、効率を重視して、その時間は集中して勉強に取り組みました。目標が大きすぎると成績も伸びてこないと思いますが、目標を近いところに設定したら、効率のよい道も見えてくると思います。言っていることがめちゃめちゃ普通ですね（笑）。受験生のみなさんも自分が本当にやりたいことに向けて、挑戦し続けてほしいなと思います。

――ありがとうございました。これからのご活躍を楽しみにしています！

 

インタビュー・企画・構成／「キミの東大」編集チーム

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