新入生インタビュー2018(まとめ)
新入生2018
2018.08.09
2018.08.09
#理科三類
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#インタビュー
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#入学式
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PROFILE
私は一度この大学を出て、裁判官として仕事をしていましたが、途中で退職し、理3を受験することにしました。それが2年前になります。
法律の世界で仕事をしていると、事故や事件の被害者の方とお話をすることがあるのですが、法律の世界で仕事をしているだけでは、その場だけで事件が終わってしまうということになってしまいます。例えば加害者の人の罪を判断する、賠償金の額を決めるといったことを法律にもとづいて行うわけです。でも実際には当事者の人生は裁判の後も長く続く。その後の精神的な問題や後遺障害の問題などに、直接に向き合いたいと思っていました。一人ひとりに向き合うためには、医学の知識が必要なのではないかと思い、キャリアチェンジを考えました。
私としては実際に医学の知識があっても、法律の世界にいては裁判が終わったら仕事が終わりになってしまうので、その後のことに医師として携わっていきたいなと思っています。
まだ今の段階ではどんな選択をするかは確実に決まっていないのですが、例えば事故後のPTSDなど、まだ取り組んでおられる現場の方が少ない分野については臨床をやりつつ、研究もするということを考えています。できるだけ新しい分野で臨床をやりたいと思っています。
東大はいろいろな物の見方を重視してくれる大学だと思います。それは入学試験で自分の考えを書くことが多いことからもわかることで、東大は他の分野でやってきたことを受け入れてもらえる場所であるはずだ、と私は思っています。社会人の方がいらっしゃれば一緒に頑張っていきたいです。
前回は文科1類でしたので、必修科目はかなり異なっています。今回は数学や物理を頑張りたいと思います。