「雑然とした雰囲気の都会は苦手だけど、文学や日本史を学びたくて東大の文3へ」―【文科三類】新入生インタビュー 2020

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2020新入生齋藤さん

PROFILE

  • 氏名:   齋藤哲さん
  • 出身校:  東大寺学園高等学校(奈良県)
  • 入学:   2020年 文科三類

――東大の文科三類を選んだ理由を教えてください。

文学と日本史が好きで、高3の春頃に東大の文3を志望することに決めました。今のところ、文学部の日本史学科や国文学科、国語学科とかに興味があるので、進学選択ではその方面に進みたいと考えています。

――文学や日本史のどんなところが好きですか?

本を読むのが好きで、小説だと、海外小説の翻訳よりも日本の小説が好きです。高校の生徒会では、発行していた文芸誌の校正もやっていて、そういういう活動を通して日本語が好きになりました。日本史は特に中世から近世がおもしろいから好きです。武士の時代ですかね。

――高校で進路を決めるときに、進学先として迷った分野はありましたか?

父が法律関係の仕事についているので、母からはどんな場面でも役に立つという観点から法学部がいいんじゃないかと言われていました。自分も法律関係に興味がないわけではなかったので、ちょっとは迷いましたが、やはり文学や日本史を学びたい気持ちを優先しました。

――お父さんは、進路について賛成してくれましたか?

父自身も本当は文学部に進みたかったようで、僕が文学部を視野に入れて進路選択することに反対はしませんでした。

――奈良の高校出身ですが、東京に来ることに抵抗はありましたか?

正直、最初は来たくありませんでした。奈良との県境に近い京都で暮らしていたので、できれば1日も早く京都に戻りたいです。都会の雑然とした雰囲気が苦手で、田舎が好きなんです。本当に早く帰りたいという思いが強いですね。

――初めての一人暮らしで、不安なことはありますか?

そんなにはないです。強いて言えば生活習慣の乱れが心配です。

――大学で勉強以外に楽しみなことはありますか?

あまり多くはありませんが、東京競馬場が近いことは一つの楽しみになっています。小学校に上がる前、九州の小倉の近くに住んでいた時期があって、たまに競馬場へ連れて行ってもらうことがありました。その影響もあって、今でも日曜日のG1レースくらいは観ています。

――将来の夢はありますか?

まだ具体的には決まっていませんが、日本語の理解を深めるために、まずは国語の研究室に入りたいです。

――ありがとうございました。これからのご活躍を応援しています!

 

インタビュー・企画・構成/「キミの東大」編集チーム