「基礎を固めて再挑戦。伝統文化と新しい文化とを融合させて、世界に発信したい」―【文科二類】新入生インタビュー 2020

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2020新入生梅田さん

PROFILE

  • 氏名:   梅田真紀さん
  • 出身校:  女子学院高等学校(東京都)
  • 入学:   2020年 文科二類

――東大を意識したのはいつ頃からですか?

父が東大出身だったというのもあって、東大からの広報物をほかのチラシと同じ感覚で手に取っていました。東大は家からも電車で15分程度と近かったので、小学生の頃からぼんやりと東大に行けたらいいなというのは思っていました。

――文科二類を選んだきっかけを教えてください。

現役のときはセンター試験の点数の足切りが低いという理由で文2を選んだのですが、浪人のときは同じ科類にリベンジをしたいという気持ちがありました。文2から後期教養学部に進まれた予備校の先生が「幅広く学べるから楽しいよ」と話をしてくださったことが印象に残っていたことと、文2は進学選択で理系にも進みやすいと聞いていたこともあって、将来の選択肢が増え、可能性の広がりを感じたため文2にしました。

――合格を知った瞬間、どんな気持ちでしたか?

浪人をした1年間、がんばってよかったなと思いました。親や親族も1年の努力を信じて期待を寄せてくれていましたし、現役で東大に合格した友人がお守りを買って応援してくれたり、予備校の仲間と「絶対に受かろう」と励まし合ったりしていました。1年間支えてくれた両親やお世話になった先生方に受かって恩返しをしたかったので、合格を知ったときはとてもうれしかったです。

――自分なりにがんばれたと思うところはどこですか?

受験は限られた時間との勝負なので、現役のときはわからないところがあっても飛ばしてしまうこともありましたが、浪人した1年間は受験勉強だけに集中できたため、わからない部分とも正面から向き合い、基礎をしっかり固めて全範囲を網羅しました。そこが自分でもがんばったことだと思っています。

――苦手科目は、どう克服しましたか?

「これは解けるな」と感じた問題が出てきたときは、確実に点数をとることを意識したのが大きかったと思います。時間がタイトな中で全部の設問で点を取ろうとして焦ると、本来なら解ける設問でケアレスミスをしてしまうので、それをしないように意識しました。

――入学してやりたいことはありますか?

中高のときは美術部で比較的1人で活動することが多かったので、大学では多種多様な人たちと関わりながら視野を広げていきたいと考えています。学力以外のところでもすごいなと思われるように、自分でもさまざまなことに挑戦していきたいです。

――将来はどのような仕事をしたいですか?

寺社などの日本の伝統文化と日本のサブカルチャーが好きなんです。歌舞伎がスーパー歌舞伎として新たな形で注目されたように、伝統文化と新しい文化とを融合させて、クールジャパンを世界に発信していけたらなと考えています。

――最後に、高校生にメッセージをお願いします。

実際に東大の問題を解いてみると「自分でもがんばれば行けるかもしれない」という前向きな気持ちが生まれ、それが大きな原動力になります。「雲の上の存在」と思って諦めるのではなく、ぜひ駒場や本郷のキャンパスに実際に足を運んでみて、大学の雰囲気を身近に感じてがんばってほしいです。東大は日本の大学の中でも、最も基礎力を求める入試だといっても過言ではないと思うので、地道に基礎力を積み重ねていくことが大切だと思います。

――努力を続けてきた姿勢が印象的でした。大学でも新しい挑戦を楽しんでください!

 

インタビュー・企画・構成/「キミの東大」編集チーム