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「人口減少社会への関心から経済学部を受験。誰もが暮らしやすい経済システムを多角的な視点から模索したい」――2020推薦生インタビュー(2) 経済学部

2020.07.09

推薦生2020

#推薦入試 #推薦入試 #経済学部の人 #経済学部の人

2020推薦生西山さん

PROFILE

西山にしやま 知樹ともきさん(経済学部進学予定)

出身地 東京都
高校  本郷高等学校

―東大の推薦入試にチャレンジしたきっかけを教えてください。

日本の過疎地域や東北の被災地、フィリピンのスラム街など様々な現代社会の現実に直接足を運んで向き合う中で、21世紀世界の諸問題に興味をもつようになりました。社会課題の解決に関する高い専門性を身につけることができると同時に、政治学や歴史学、都市工学といった幅広い学問分野を最高峰のレベルで学ぶことができる東京大学の環境に惹かれ、推薦入試を受けることにしました。

―なぜ経済学部を受験したのですか?

鹿児島県鹿屋市において政策提言活動を行ったのですが、この活動を通じて人口減少時代の社会のあり方に興味を持ちました。中でもUターンやIターンなどの人口回帰政策の効果を経済学的に分析したいと思い、経済学部を受験しました。

―鹿児島県鹿屋市での政策提言活動とは、どういう活動ですか?

「かのや100チャレ(首都圏の中高生が考える『鹿児島県鹿屋市が抱える100の課題』チャレンジ事業)」というプログラムを通じて政策提言を行っていました。首都圏の学生が市役所職員をはじめとした現地の方々と協力して、鹿児島の課題解決を考える先進的な取り組みです。

―活動の中で、どのようなことを課題として考えていましたか?

「地方創生」政策のひとつとして、全国の自治体で都市部から移住者を募集する政策がとられていますが、現状では東京をはじめとした大都市圏への人口流出に歯止めがかかっていません。私自身も鹿児島の政策を考える中で移住者を増やすことの難しさを感じており、移住者募集などの「地方創生」政策を始める前に、学術的な根拠を伴った人口減少社会のグランドデザインが必要だと考えていました。そこで、人口減少時代の最適な人口配置に興味を持ちました。

―推薦入試を考え始めてから、準備はどのように進めましたか?

一般入試の対策に時間を充てるため、推薦入試の準備にはそこまで時間をかけませんでした。書類作成では、これまでの体験を振り返り自分の考えを再整理して、志望理由書に書き起こしました。面接の前日には、友人の前で志望動機をプレゼンテーションして、自分の思考を簡潔に伝える練習をしました。

―東大に入学し、前期課程ではどのようなことに取り組みたいですか?

前期課程では自分の興味に合わせて、幅広い学びが出来ます。その機会を活かして人文学系の授業を積極的に履修して視野を広げています。授業のたびに自分の無知さや思考の浅さを痛感でき、知的好奇心が刺激されています。

―推薦生が前期課程で受けることのできる早期専門教育では、どのような授業を受けたいですか?

都市経済学の講義に参加してみたいです。専門的な内容にチャレンジするため、今年は数学とミクロ経済学の学習に力を入れています。先日、アドバイザーの先生が経済学部の先輩推薦生との交流会を設けてくださり、経済学の道に進むにあたっての貴重なアドバイスをもらうことが出来ました。

―将来はどのような職業に就きたいと考えていますか?

高校時代は卒業後の進路が漠然としていました。しかし、最近は新型コロナウイルスの流行を分析して社会を守るクラスター対策班の先生方の様子を見て、学問を通じて社会を豊かにできる研究者という職業に魅力を感じています。現在は、誰もが暮らしやすい社会を設計できるような経済学の研究者を目指しています。

―最後に、推薦入学の先輩として、高校生たちにメッセージをお願いします。

推薦入試は自分と真剣に向き合って将来の可能性を広げる絶好の機会です。入学後は最高の環境で知の世界に入り浸ることが出来ます。ぜひ挑戦してください!

―ありがとうございました。これからもチャレンジを続けてください。

取材/2020年5月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム