【開催レポート!】2025年度 第2回 学校推薦型選抜オンライン説明会―学校推薦型選抜の概要
学校推薦型選抜
2025.12.18
2025.12.18
【開催レポート!】2025年度 第2回 学校推薦型選抜オンライン説明会
11月8日に高校生を対象とした「学校推薦型選抜オンライン説明会」を開催しました。概要説明に加えて、現役推薦生3名による話題提供や、研究テーマごとの交流会が行われ、中高生は関心の近い推薦生と直接話すことができました。推薦生の深い探究心や充実した学生生活が伝わる模様をダイジェストでレポートします!
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説明会後半では、推薦生3名が登壇し、自らの体験や大学生活を語りました。進行役は、福田有佳さん(文科一類1年、法学部進学予定)と、栗秋健吾さん(理科一類2年、工学部進学予定)が務めました。

まずは、岐阜県の高校出身の徳田さんです。日本の教育制度への問題意識をきっかけに比較教育社会学を志望し、身近なところから活動を始めたそうです。


この探求をするなかで教育社会学と比較教育学に興味をもった徳田さんは、比較教育社会学コースに入学後すぐに早期履修を行いました。


最後に、中高生に向けてメッセージを寄せてくれました。


次は、高校時代は化学部に所属していた古城さんです。新しいアミノ酸の定量法を開発する研究に打ち込み、将来の夢は基礎医学の研究者です。


家族の経験から精神疾患に関心を抱き、医学と社会課題の接点について考えるようになったといいます。そこから、分子・細胞レベルのミクロな視点で脳の高次機能のメカニズムを解明したいと強く志すようになったそうです。


古城さんは入学後、何度もアタックして憧れの研究室に入れてもらい、現在はシナプスの突起構造であるスパインの研究に携わっています。


最後は、高校の授業で全国の高校生と交流した際、防災意識の差を感じたという伊関さんです。「防災を自分ごと化するには」という問いを立てて探求を始め、防災ゲームの制作や発表を通して、防災をより大きな社会課題として捉えるようになったそうです。


高校生の頃は地元の福島で防災について考えていた伊関さんでしたが、ゼミを通して学ぶにつれ、防災がグローバルな課題であることに気づいたそうです。


さらに、学校推薦型選抜と一般受験をどう両立したのかについても話してくれました。


説明会終了後は、テーマ別交流の時間です。学部の推薦生と中高生が「情報・数学」、「法律・政治」など10以上の研究テーマごとに分かれ、推薦生の体験や東大での生活について質問したり、まわりの中高生の興味や関心を知ったりすることができます。ここではテーマ別交流での会話の一部をご紹介します。
高校生A「学校推薦型選抜の自分のアピールポイントは何でしたか?」

高校生B「高校の研究には限界があると感じます。大学や大学院での研究は、高校と比べて何がどう変わるのでしょうか?」

高校生C「研究者があまり稼げないという話がある中で、何がモチベーションになるのかを教えてください」

中高生にとって、東大生活を思いきり楽しむ現役推薦生との交流は、今後の進路を考えるきっかけとして有意義な時間となったに違いありません。今後のオンライン説明会の開催日程や学校推薦型選抜についての各種情報は下記参考リンクからご確認ください。
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