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「推薦入学はやる気のある人にとって理想の環境につながる。小学生の頃から取り組んできた天文の研究者をめざす」――2019推薦生インタビュー 理学部

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2019推薦生田中さん

PROFILE

  • 氏名:   田中匠さん
  • 出身校:  栄光学園高等学校(神奈川県)
  • 入学:   2019年 理科一類(理学部進学予定)

――推薦入試を受けようと思ったきっかけを教えてください。
以前から天文だけでなく科学系の研究イベントに参加していたことから、チャンスがあるなら受けようと思いました。

――一般受験でも東大を考えていましたか?
はい。一般でも出願していました。

――科学系のイベントに行っていたということでしたが、具体的にはどんなことを?
いろいろなイベントに参加しましたが、一番のきっかけになったのは、うちから近い平塚にある博物館で天体を観察するサークルに小学生のころから入会していたことです。そこで天文のこと、星の見方から最新の天文学まで色々と教えてもらっていました。それらがきっかけで天文分野にどんどん興味を持つようになりました。

――そこでは学芸員の方から指導を受けていましたか?
学芸員の先生が教えてくれるほか、入会している会員の人にもアマチュアで有名な人などもいて、そういった方に刺激を受ける形で、将来的に天文をやりたいと思うようになりました。それに加えて、講演会の影響も大きかったです。

――それはどういった講演会ですか?
国立天文台が主催する講演会とか博物館の講演会とかにも行きましたし、東大理学部の講演会にも何回か来たりしました。

――そういった情報はどのように集めていたのでしょうか?
大規模な講演会は天文の雑誌に載っていますし、博物館のサークルの会員だったのでそこから情報が入ってきました。

――推薦入試を受験する際にはどのように準備を進めましたか?
志望理由書をまとめるために、まずは書きたい内容を自分でメモして、その通りに原稿をまとめてから、学校の先生に相談しました。先生からは細かい表現や、内容の順番を変えたほうがいいといったような指導をしてもらいました。

――志望理由書には、天文に関する興味を書いたと思いますが、具体的には?
天文って、観測方面から研究していくのと、コンピューターを使って理論的方面から研究していくのと、大きくわけて2種類あるんです。どちらも必要な分野なんですけど、私は観察会から入ったので、観測方面に興味があります。
また、これまでに参加したイベントのなかに、大きな望遠鏡を使って観測実習をするというものもあって、そのイベントで銀河の話や星雲の観測をする機会がありました。それをきっかけに、銀河や星雲や恒星という個々の天体の進化などにも興味を持っています。進化といっても最終的に進化を議論するにはいろいろな天体を見て、全体を統括してやらないといけないので、まず個々のいろいろな天体を見て理論的に考えていく必要があると思います。

――将来は研究者の道に?
はい、天文の研究者になりたいです。

――入学後は、自分の関心に合うことを授業以外でしていますか?
アドバイザーの先生と頻繁にメールのやりとりをしながら、いろいろと教えてもらっているところですが、今検討しているのは天文学科の実習授業です。集中実習みたいな感じで、3年生の授業なので単位はもらえないみたいですけど、担当の先生がOKを出せば見学する分には構わない、と言われたので、参加してみようかなと思っています。
あとはアドバイザーの先生のほかに、一番自分のやりたいことと合っていそうな先生とメールを交換したりとか。その先生からも研究の話とか、どういった勉強をしておくべきかとか、そういったことを聞けたりもしています。

――駒場の授業では自分の興味にぴったりな授業はありますか?
必修がかなり多いですが、熱力学の先生が、先日話題になったブラックホールの画像化の研究の、コンピューター演算に関係がある先生でした。授業でその話が聞けて面白かったです。

――東大生のイメージは入学前と後からで印象の違いはありますか?
入る前は全員真面目なのかと思っていましたが、実際にはそうでもない人もいたりと、色々な人がいて面白いです。自分は天文や地学が好きですけど、ほかにコンピューターが好きな人とか、人により興味が多様なのも面白いですね。
2年生に顔の広い人がいて、その人がとにかくいろいろな人を集めて、各々の興味ある分野について勉強する自主ゼミを立てる会を開いてくれました。その会がきっかけで、同じような分野に興味を持つ人たちと自主的なゼミができています。今は気象分野をやっているんですけど、そこで気象に興味がある人とつながりを持てたりするのもいいなと。

――田中さんはとても大学を活用しているようですが、推薦入試のいいところを感じることはありますか?
まず天文学科は人数が少なくて、一般入試の場合、3年生からの専門を決める進学選択で高い点数が必要なんですが、推薦生は免除されるというのは有り難いです。それから、一般で入った人だと、1年生のうちから自分の興味のある人に会いに行くとなるとそれなりに度胸や軽いフットワークが必要だと思いますけど、推薦入学生にはアドバイザーがついていて、自然にやりとりができたりするので、そこもいいかなと思います。しかも天文の分野に推薦で入るのが今年が初めてらしくて、前例がない分、いろいろと要求してもらえればできるかもしれないよと言われていますので、やる気のある人にとっては、すごくいい環境、条件だと思います。

――大学生活の充実ぶりがよく伝わってきました。ありがとうございました。
 

取材/2019年5月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム