「経済学を学び将来の選択肢を広げる。野球部に入り東京六大学という舞台で野球がしたい」―2025一般生インタビュー 文科二類

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杉山太翼さん

PROFILE

  • 氏名:  杉山太翼さん
  • 出身校: 西大和学園高等学校(奈良県)
  • 入学:  2025年 文科二類

――東京大学を志望されたきっかけを教えてください。

東大で勉強がしたかったっていうのと、勉強と同じくらい東大野球部に入りたくて志望しました。やっぱり東京六大学野球という素晴らしい舞台で野球がしたいという気持ちが強くて、高2のときに、「東大に入って野球をやろう!」と決心しました。中学で野球を始めてから、野球が本当に好きで、大好きで、とにかく大学でも、とことんやりたいです。

――野球以外にも高校時代に夢中になっていたことはありますか?

R-1グランプリってご存じですか?日本一のピン芸人を決める大会なんですけど、その予選に出てみようと思って、中3から高2まで3回出場して、一度だけ一回戦を突破することができました。

――どういうきっかけで出場してみようと思ったのですか?

新型コロナウイルス禍の影響でいろいろな学校行事の中止や縮小があったので、余ったエネルギーと時間を上手く使えないかと考えました。昔からクラス会などで自作のピン芸や漫才を発表しており、世間には自分のお笑いがどこまで通用するのかが気になっていたので、R-1グランプリに挑戦することを決めました。

――受験勉強の乗り越え方など、自分なりに工夫していたことを教えてください。

正直なところ、中高の間はずっと野球にのめりこんでいて、勉強はあまりしませんでした。当然、浪人することになったんですけど、その一年間はすごく勉強を楽しむようにしていたら、成績が上がったんです。たとえば、異なる科目でも共通している部分を見つけることで、総合的に理解も深められるし、見つける作業も楽しくて、受験勉強といってもあまり気負いすぎず、自分なりの楽しみ方を見つけていました。

――東大に入学して、東京大学の印象はどうですか?

入学前はやっぱり東大生って言ったら、勉強ばかりして内向的な人が多いイメージだったんですけど、意外とみんな明るくて、毎日が楽しいです。

――将来は、どのような方向に進みたいと考えていますか?

将来はまだ明確には決まってはいないんですけど、文科二類から経済学部に進学して、経済学で学んだ知識を活かしながら、選択肢を広げていきたいと考えています。

――最後に高校生に向けてメッセージをお願いします。

もちろん、みなさんには現役で合格してほしいと思っていますが、本当に東大で学びたいんだったら、浪人しても全然怖くないよって言ってあげたいです。浪人は、楽しみながらコツコツまじめに勉強していれば、合格につながると思うし、入学してからも年齢の差を気にしている人なんてほとんどいません。「東大に入りたい」という気持ちを忘れずに頑張ってほしいです。

――前向きに取り組む大切さが伝わりました。素敵なメッセージをありがとうございました!

 

取材/2025年4月
インタビュー・企画・構成/「キミの東大」編集チーム