「得意な英語を活かし、グローバルな視点で国際的に活躍できる場をめざす」―2025一般生インタビュー 文科二類

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小島千穂さん

PROFILE

  • 氏名:  小島千穂さん
  • 出身校: 国際基督教大学高等学校(東京都)
  • 入学:  2025年 文科二類

――東京大学を志望されたきっかけを教えてください。

高校2年の夏に塾の先生から「東大は幅広く学べて、すごく知的好奇心を刺激してくれる大学だよ」と勧められたことがきっかけで興味をもちました。もともと英語力を活かしながら国際的に活躍できる仕事に就きたいと考えていたのですが、大学では何を学びたいのかが明確に決まっていなかったので、前期課程でいろんな分野の学問に触れることで、英語だけにとらわれることなく選択肢が広がりそうだと思って、東大を志望しました。

――高校時代、興味をもって取り組んでいたことはありますか?

一つ上の先輩が、学校で模擬国連の部活を新しく立ち上げたので、その活動に力を入れていました。会議の前にはたくさんの調べ物をしたり、実際に国連機関で働いている方に話を伺ったりしたこともあります。模擬国連では、高校生がそれぞれ1カ国ずつその国の大使となり、国際的な社会問題を解決するために議論します。私は、イエメンやニュージーランドの担当したことがとくに印象に残っていて、イエメンは、国民の栄養失調率がとても⾼いこと、ニュージーランドは⽣活のために違法伐採に関わらざるを得ない⼈がいることを初めて知りました。国際社会全体での取り組みが必要なのにもか かわらず、⾒過ごされている社会課題の多さに驚いた記憶があります。

――活動を通して、学んだことや感じたことはありましたか?

グローバルな社会課題の解決には日本に住んでいるだけでは得られない視点をもつことが重要なのだと感じました。模擬国連を通して、グローバルな課題の解決にさらに興味をもち、その後、ベトナムでの1週間の海外研修に参加しました。孤児院や少数⺠族の村などで現地の⼈々の暮らしを体験したことで、多⽂化共⽣の視点が養えた気がします。

――受験勉強のときには、どのようにしてモチベーションを保っていましたか?

学業⾯と同じくらいに不安だったのは、⼥性の学⽣の割合が低いということでした。入学しても馴染めるのか⼼配だったので、同じ⾼校から東⼤に合格した⼥性の先輩が楽しそうに活躍されている姿をSNSで⾒て、それをモチベーションにしていました。

――大学ではどんなことを学びたいですか?

国際社会における国家同士の複雑な利害関係を少しでも理解するために、国際関係論に⼒を⼊れて勉強し たいと思っています。

――入学してからの東大の印象はどうですか?

やはり、女性が少ないなって思いましたが、それでも、みなさん男女関係なくフレンドリーに接してくれて入学前の不安が解消されました。勉強面に関しても文系でも理系科目など多様な授業が受けられて学びの幅広さを実感しています。

――東京大学を志望している高校生にメッセージをお願いします。

東大をめざすにはたくさん越えなくてはいけないハードルがあると思いますし、ときには学校行事などの参加も我慢しなくてはいけないときもあると思います。それでも、頑張った先に得られる生活はとても学びの多いものになります。今は大変かもしれないですが乗り越えてほしいと思います。

――素敵なメッセージをありがとうございました!これからのご活躍を期待しています!

 

取材/2025年4月
インタビュー・企画・構成/「キミの東大」編集チーム