令和6年度 東京大学総長賞受賞者の声(課外活動・社会活動編)

2025.04.04

学生表彰

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東京大学総長賞とは?

「本学の学生として、学業、課外活動、社会活動等において特に顕著な業績を挙げ、他の学生の範となり、本学の名誉を高めた者」(個人又は団体)に対して、東大の総長が直々に表彰を行う賞です。賞の授与は平成14年から始まり、年に1回、受賞者の表彰と活動(研究や課外活動、社会活動など)の内容に関するプレゼンテーションが行われています。令和6年度は10の学生・学生団体に対して総長賞が授与されました。
「キミの東大」では、受賞者の方々に活動/研究内容を紹介してもらうとともに、高校生のみなさんへのメッセージもいただきました!
ぜひ、東大生の幅広い活動の様子や学びの深さを体感してください。
今回は、課外活動・社会活動編をお届けいたします。

東大生による・東大生のための支え合いを提供

総長大賞
【受賞者名】東京大学ピアサポートルーム
【受賞テーマ】「支え合いのキャンパス」をめざした取り組み

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私たち東京大学ピアサポートルームでは、ピアサポーターとしての認定を受けた東大生が、スタッフの教員の方々と共に活動しています。東大生なら誰でも活動に参加することができ、現在、140名を超える学生がピアサポーターとして認定されています。学年は学部1年生から博士課程の大学院生まで幅広く、所属する学部やキャンパスも様々です。こうした多様なメンバーが共に活動し、東大生による・東大生のための多様なサポートを提供しています。
アートを体験するワークショップや書籍配布などの楽しいイベントの開催、主に新入生向けの「意識ふつう系相談会」の開催や、匿名で日頃の悩みを相談できる「リプライ箱」の設置、「院生交流会」「柏ラウンジ」の開催など、多様な学年・所属・国籍の東大生に向けて、交流の場やサポートを提供しています。これまでの活動全体で述べ10,000人近くのイベント参加者に「ぴあの輪」を広げてきました。
「大学生活で不安を感じたとき、誰かに打ち明けたり頼ったりできる」「誰かが困っているとき、それに気づいて声をかけてくれる人がいる」。そんな学生同士の支え合いが実現する「支え合いのキャンパス」をめざしています。

  • みなさん、ピアサポートという言葉を耳にされたことはありますか。日本語に翻訳すると「仲間どうしによる支え合い」という言葉になると思います。東京大学を目指す皆様にも私たち東京大学ピアサポートルームを知っていただくことで、支え合いという概念を少しでも認知していただいて、皆様の日常を一層豊かなものにしていただけることを、この度の受賞を通じて私たちは願っています。
    小学校、中学校、高校以上に、大学という環境では1人で行動する時間、場面が多くなる傾向があります。そんな大学という場所で、ふとしたときに学生どうしが支え合うために設けられた機会は、自分の心のよりどころとなるだけではなく、一緒に参加している他者と共に価値を感じられる機会になります。つまり、「I’m OK. You’re OK. We’re OK.」という関係を創り出せる組織が私たち、東京大学ピアサポートルームであると考えています。
    と仰々しく組織紹介をしてしまいましたが、支え合いということは私たちの身近な至るところに存在するものですので、必ずしもハードルの高い行為ではありません。普段語らいたいと考えているよもやまを仲間どうしと語り合うこと、仲間と共に好きな創作に打ち込むことも支え合いになりますし、実際私たちも、東京大学という場でそうした活動を行ってまいりました。東京大学という場に限らず、至るところで支え合いの大切さを感じて、普段の生活を豊かなものにしていただけましたら幸いです。

能登半島地震からの創造的復興と復興人材の育成を目指す

【受賞者名】FS 能登町支援チーム
代表:志賀 智寛さん(農学生命科学研究科修士2年、愛知県出身)
【受賞テーマ】能登半島地震における能登町での現地支援活動および復興人材育成

 
東大には「フィールドスタディ型政策協働プログラム(FS)」という地方自治体と学生の協働によって地域課題の解決を目指す課外プログラムがあります。
私たち「FS能登町支援チーム」は、石川県能登町でのFSに過去参加した学生OBOG有志の仲間とともに立ち上げたもので、能登半島地震で大きな被害を受けた能登町への支援を目的に活動しています。これまでに、ボランティア活動、自治体の復興事業への協力、祭礼への参加などの直接的な支援活動を行ったほか、創設した新プログラムやボランティアツアーによって100人以上の学生を能登に動員し、若い世代の関係人口を創出するなど、間接的な支援活動も行っています。
今後も能登と学生の繋がりを生み出すことによって、能登に対して何か力になりたいという学生の思いを能登に届けるとともに、能登の創造的復興と復興人材の育成を目指して、活動していきます。能登にはたくさんの可能性があります。能登に興味のある高校生の皆さん、大学入学後にぜひ一緒に活動しましょう!


ボランティア活動の様子

「あばれ祭り」にて地元の方とともに

東京での応援イベントの実施

 

  • 東大には、学内はもちろん、そこから繋がる日本中・世界中とのネットワークがあります。そのネットワークに上手に巻き込まれることによって、これまで自分に見えなかった世界が広がっていくと思います。私たちの能登との出会いもこの大学のネットワークから始まったものです。自らの世界をどこまでも広げられるきっかけが東大には準備されているので、入学して様々な人・環境に触れてみてください!

大きな反響を呼んだ箱根駅伝でのタスキリレー

【受賞者名】秋吉 拓真さん(工学部3年、兵庫県出身)、古川 大晃さん(総合文化研究科博士4年、熊本県出身)
【受賞テーマ】箱根駅伝で41年ぶり東大タスキリレー

 
令和7年1月の第101回箱根駅伝で秋吉が8区、古川が9区を走りました。東大生の箱根出走は、96回大会の阿部先輩以来の、個人では4人目と5人目となります。また、古川は初の大学院箱根ランナーとなりました。秋吉は平塚中継所でタスキを受け取ってから、途中まで区間記録を上回るペースで区間トップ。後半若干のペース低下はあったものの、区間7位相当、区間賞まで30秒という好記録で走りました。そして戸塚中継所で、古川にタスキを渡し、第60回大会で東大がチームとして出場した時以来の、41年振りの東大生タスキリレーが実現しました。古川も前半は下り坂を利用して快調に走り、後半はキツくなったものの、復路のエース区間で区間18位相当で走り、タスキを10区につなぐことができました。また横浜駅前での、29歳の大学院ランナーに65歳教授が給水する場面も大きな話題になりました。秋吉は東大生として初の5000m13分台、10000m28分台の記録を持っており、24年9月の日本学生陸上では、5000mで5位に入賞、古川も同じく日本学生陸上の10000mで10位に入っています。私たちの活躍は、テレビ中継はもちろん、多くの新聞などで紹介され大きな反響がありました。東大のスポーツ面での名を高めたとして、今回の受賞に至りました。

  • 大変な時もあると思いますが、その時は是非東大に入った後の自分をイメージしてみて下さい!東大に入ってやりたいことをモチベーションに頑張って下さい!

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構成/「キミの東大」企画・編集チーム