「第75回駒場祭」レポート2024-3日目
駒場祭・五月祭 2024.12.24
2024.12.24
2024年11月22日(金)~24日(日)に第75回駒場祭が開催されました。今年はサークルからクラスの出店まで計200団体以上が出展、計340企画以上が実施され、大変な盛り上がりを見せたお祭りとなりました!たくさんの人たちで賑わうキャンパスでの駒場祭を学生サポーターにレポートしてもらいます。
今回は、駒場祭1日目の様子を、学生サポーターの緒方佑太朗さん、Herbstさんお2人の目線からそれぞれお届けいたします!
駒場東大前駅東口を出るとすぐ、高さ3メートル以上もある巨大な立て看板がお出迎え!
駒場祭委員会は毎年、テーマに合わせた立て看板やオブジェを制作し、キャンパスの各地に配置しています。
改修工事中の1号館に向かって右に曲がり、最初に向かったのは、筆者のサークルの後輩が所属しているクラスの屋台。東大にはクラス制度があり、1・2年生のうちは、主に同じ第二外国語ごとにクラスに分かれています。今回、クラス単位で駒場祭に出展した企画は、1年生だけでなんと100近くありました!
クラス企画では、その言語の国にちなんだ飲食物を出したり、装飾を施したりするところもあります。このクラスはフランス語選択で、半年前の五月祭のときには凱旋門のオブジェを置いていたようですが、今回はあえて言語に関係なく、そして温かいものということでからあげ棒を出すことにしたそうです。ごちそうさまでした!
しばらく歩いて、ガラス張りが特徴的なKOMCEE Eastという建物の前に来ました。お目当ての企画に行く前に立ち寄ったこの場所には、こんなフォトスポットが用意されています。これも委員会が制作したオブジェのひとつで、駒場祭の開催期間限定で設置されます。この日は金曜日にも関わらず、親子連れなどが絶えず写真を撮っていました。
続いては、80年近くの歴史を持つ法律相談所の企画へ。普段は市民向けの法律相談を行なっているほか、五月祭では模擬裁判の公演を企画している団体です。
訪問時には学生と来場者の方が、オリジナルの法律クイズや、東大院生が作成したカードゲーム「刑法ポーカー」を楽しんでいました。このように楽しみながら法律に触れてもらうことで、法律をより身近に感じてほしいとの思いで出展したそうです。
同じ建物の別の階には、その名も魔改造研究会という団体が出展していました。
この団体は、もともとNHKの番組「魔改造の夜」に出演した学生が立ち上げたサークルで、学部1年生から大学院生まで在籍しているそうです。
その名の通り、家電やおもちゃなどの身近な機械を「魔改造」して何倍もの威力を引き出すことを得意としています。
画像は作品の一つで、犬のおもちゃに手を加えた結果生まれてしまった「徹犬」。もともとは犬のおもちゃだったものを改造し、人が歩くより速いスピードで駆け抜ける機械に作りかえたものです。ただ改造すればよいのではなく、意図しない動きのないよう対策をして安全性を確保したり、速すぎて部品が壊れることがないような工夫を施したりするなど、製作の裏話も聞かせていただきました。
また、展示の隣では、映画製作サークルに頼んで作成してもらったというテレビ番組風の動画が流れていました。
KOMCEE を出て真新しい19号館の方へ向かうと、ここにも飲食のテントがありました。
「文化祭のレベルとは思えないクオリティ」という文言に釣られてやってきたのはこちら、「東京大学 イタリアン研究会」のテントです!
お伺いしたところ、この会は前年の第74回駒場祭で初出店ながらSale部門のグランプリ1位に輝いたといいます。写真のピザ窯は1台6万円もする高価なものですが、前年の駒場祭の売り上げだけで元を取ってしまったそうです。
5分もかからずに焼き上がったピザがこちら!見た目はシンプルですが、切り分けて一口食べてみると、名実ともに本格派の味でした。
焼きたてでチーズがとろけていたのも高評価です。サイズが大きいので、近くを通りかかった友人を捕まえて切り分けて食べました。
昼過ぎには売り切れてしまうほど大人気のピザですが、次回以降はもっと幅広いメニューに取り組みたいそうです。
どのようなメニューを出してくるのか目が離せませんね。