高校生・受験生が東大を
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――東大の理科二類を志望したきっかけを教えてください。

最初は理1を志望していたのですが、他教科に比べて数学や物理が得意といったわけではなく、ほかにもいろんなことに興味があったので、進学選択の幅が広がりそうな理2にしました。私はエネルギー政策に興味があるんですけど、理系の知識を持ちつつ、文系の視点でも捉えることができるように、前期課程では、文系も理系も関係なく学んでいけたらいいなって思っています。

――どのようなきっかけから、エネルギー政策に興味をもったのですか？

高校の探求学習のテーマがエネルギーだったんです。世界的に、エネルギー資源を今後どうするのかと心配されている中で、その問題を先送りにしていいのかなって思うようになりました。自分の子どもや孫の世代まで安心して暮らせる社会を作るために、生活の基盤となるエネルギー分野でいかに安定して暮らせるかを考えていきたいです。

――受験勉強のときは、どのようにモチベーションを保っていましたか？

私のまわりには、東大を受験する人があまりいなかったんですけど、その中で情報共有したり、質問し合ったり、同じ東大をめざす仲間との関わりを捨てずに一緒に頑張ってきたことがモチベーションの維持に繋がりました。

――勉強以外のところで大学生活において楽しみにしていることありますか？

サークル活動を頑張りたいなって思っているので、どのサークルに入るのか考えているだけでも楽しいです。今2つのサークルを考えていて、一つは、趣味でギターの弾き語りをするので、東大アンプラグドに入って、駒場祭や五月祭でライブをしてみたいです。もう一つは、私も高校生のときに支えてもらったFairWindっていう団体で、東大受験をめざす地方高校生のために活動したいと思っています。

――余湖さんも、地方から東大をめざすことで何か感じたことがあったのでしょうか？

「自分が東大をめざしていいのか」っていうことに結構障壁を感じていました。首都圏の受験情報が自然と入ってくるわけではないので、高校の最初の頃は「自分なんかが…」って強く思っていたし、レベル感とかも全然わかりませんでした。地方高校生も東大受験に対してもっと前向きに考えられるように、東大や東大生を身近に感じてもらいたいです。

――最後に、東京大学をめざしている高校生にメッセージをお願いします。

自分のことばっかり考えるのではなくて、まわりの人ともちゃんと関わって、視野を広げてほしいなと思います。

――応援メッセージありがとうございました！

 

取材／2024年4月
インタビュー・構成／「キミの東大」企画・編集チーム

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