高校生・受験生が東大を
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――東京大学を志望した理由は何ですか？

高校のときに面談で、先生から東大を勧められたことで自分でも意識するようになり、そこから漠然と目標意識を持つようになったのが始まりだったと思います。

――受験勉強で自分なりに工夫していたことを教えてください。

私は本当に怠惰な人間で、勉強机に向かうことが苦手だったので、遊びと勉強の時間を融合させていました。たとえば、物理学を英語で説明している外国のYouTube動画を最初は字幕付きで観て、英語を聞くということを繰り返していたのですが、何度も聞くことでリスニング力もついたし、物理の素養も身についたような気がします。

――大学ではどんなことを学びたいと思っていますか？

東大のリベラルアーツを活用し、幅広く学びながら自分の適性を考えたいです。今は政治経済や宇宙科学に興味があるので、政治と宇宙といった異なる分野を連携させて、新しい分野を創出できないかなど、多角的な視点をもって取り組んでいきたいと思っています。

――勉強以外でやりたいことはありますか？

国際交流があるサークルに入りたいです。今までは、インターネット上での議論が大半でしたが、他国の人と直接交流したり、意見交換したりして、自分の世界というか、知見を広げられればいいですね。

――地方から東大をめざすことで何か感じたことがあれば教えてください。

私は幸いにも環境に恵まれ、そこまで地方であることに負い目を感じませんでした。ただ初めの一歩を踏み出しそれを継続することに最大の壁があると思います。支えてくださった友人、先生方、両親には感謝してもしきれません。

――これを読んでいる高校生に向けてメッセージはありますか？

受験ほど緊張感を持って臨める勉強はまずなく、だからこそ今から思い返せば、非常に心地よくもありました。漢文で「之を好む者は之を楽しむ者に如かず」とあったと思いますが、まさにその通りだと思います。ぜひ楽しんでください！

――東大を目指している方々への温かいエール、ありがとうございます。

 

取材／2024年4月
インタビュー・構成／「キミの東大」企画・編集チーム

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