高校生・受験生が東大を
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――東大を志望した理由を教えてください。

自分はこれといって得意な科目がなくて、進路を決めかねていたのですが、文系理系問わず、前期課程で幅広く学んでから学部が選べる進学選択制度に魅力を感じ、東大を志望しました。

――入学されてからの東大の印象は？

英語が得意な人、物理や数学でオリンピックに出場した人、地方出身の人など、多様な人がたくさんいるのですが、まわりには自分よりすごい人がいるから心が折れるというよりは、そういう人たちと同じ環境にいられることが嬉しいです。その中で、お互い高め合っていけるのは、最高の環境だなと思っています。

――シラバスを見ているところだと思うのですが、興味のある授業はありましたか？

数学的知識も必要となる経済学に興味があるので、現代経済理論や基礎統計の授業なども取ろうと考えています。様々な分野を学びながらやりたいことを見つけていきたいです。

――勉強以外に大学でやってみたいことはありますか？

幼い頃から野球を続けてきたので、大学でも野球部に入り、六大学野球の舞台である明治神宮球場でプレーをしたいです。これまでも厳しい練習はたくさんあったんですけど、「文武不岐」という高校の恩師の言葉を支えに、野球も、そしてその後の受験勉強も頑張ることができました。

――どのような将来像を思い描いていますか？

自分の特技でもあるコミュニケーション能力を活かして、国際社会におけるグローバルリーダーとして、海外でも何か一つの大きなプロジェクトに繋げられるような活躍ができたらいいなと考えています。

――最後に、高校生の方にメッセージをお願いします。

自分は1年間浪人していたんですけど、東大受験は本当に苦しくて、先の見えない孤独な戦いでした。でも、その先にしか見えない景色は絶対にあって、自分で決めた目標に向かって全力で努力したという経験は、たとえ結果が期待どおりにならなくても、今後の人生において必ず自分の心の支えになると思います。自分は「夢を見るなら先の未来がいい」と言い聞かせて頑張っていたので、受験生のみなさんも頑張って乗り越えてほしいなと思います。

――高校生のみなさんに向けたメッセージをありがとうございました！

 

取材／2024年4月
インタビュー・構成／「キミの東大」企画・編集チーム

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