「学業と芸事を両立させながら大学生を楽しみたい。将来の夢はミュージカル俳優!」―2024新入生インタビュー 理科一類

#学生インタビュー #学生インタビュー #理科一類 #理科一類 #新入生 #新入生

中面谷音羽さん

PROFILE

  • 氏名:   中面谷音羽さん
  • 出身校:  大阪府立天王寺高等学校
  • 入学:   2024年 理科一類

――東大を志望した理由を教えてください。

私は、ニューロサイエンスや芸術論など、理系文系を問わず興味の幅が広くて、挑戦したいことがたくさんあったので、進学選択制度のある東大を志望しました。大学では、ニューロサイエンスの分野を化学生命工学の視点から捉えたり、演劇論を学んだり、様々な学問分野に触れ、視野を広げていくことがとても楽しみです。

――高校で熱心に取り組んでいたことはありますか?

2年生で実施する課題研究があって、私は糸電話を使った音の合成に関する研究に取り組みました。3人で3つの紙コップを繋いで糸電話で遊んでいたとき、1つの紙コップに対して2つの紙コップから同時に違う言葉を言われると聞き分けられないことに気づいて、糸電話特有の音の合成の仕方があるんじゃないかと考えたんです。結果はうまく出せませんでしたが、その実験はすごく一生懸命頑張りました。そのほかにも、学外ではバレエと歌とダンスを習っていて、大学でも続けたいと思っています。

――地方から東大をめざすにあたって、ご家族は応援してくれましたか?

受験期はいろいろと不安要素が多かったのですが、見て見ぬふりをしてひたすら頑張りました。家族は私が東大を受けることを全力で応援してくれたので、そのおかげで今があるなと思います。一人暮らしを始めて、ホームシックになることはなかったのですが、家事が面倒すぎて、今までしてくれていた親は偉大だったんだと感じました。

――入学後の東大の印象はいかがでしょうか?

同じクラスに、高校生の頃から深く研究に取り組んでいた人や、好きな科目や好きな分野を極めている人がたくさんいて、すごいなと思いました。

――将来つきたい職業や今後の目標などがあれば教えてください。

小さい頃からずっとミュージカルをやってきて、歌やダンスにも力を入れてきたので、これからも芸を磨く努力をし続け、将来は劇団四季でミュージカル俳優として活躍したいです。でも、もちろん勉強もしたいので、簡単なことではありませんが、学業と芸事を両立させながら、まずは大学生活を楽しみたいです。

――最後に高校生に向けてメッセージをお願いします。

私は大阪出身なんですけど、東大を受ける子がまわりにあまりいなくて、入ってくる情報も少なかったので、東大なんて難しいところやと思い込んでいました。東大に入ってからの生活を思い浮かべてみたり、研究室を調べたりして、本当に東大で学びたいという気持ちで勉強を頑張れば入れるよっていうことを、知ってほしいなと思います。

――地方の高校生を勇気づけるメッセージ、ありがとうございました!

 

取材/2024年4月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム