高校生・受験生が東大を
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――東大の理科一類を志望した理由を教えてください。

高校受験に失敗した過去があるんですけど、そのときに、自分は受験を軽く見ていたなってすごく感じたので、大学受験では志望校の東京大学に必ず合格して、自分を変えたいという気持ちがありました。理科一類を志望したのは、物理に興味があったからです。

――高校時代に熱心に取り組んだことはありましたか？

高校2年のときに学級委員長をしました。修学旅行などいろいろなイベントがあったので、すごく責任感を伴う経験ができたのは自分にとって大きかったかなと思います。

――モチベーションを維持するなど、受験勉強で苦労したことはありましたか？

高校は中高一貫校だったのですが、自分は高校進学組でまわりに東大をめざしている人がいなかったので、1人で東大をめざさないといけなかったのが大変でした。先生方も相談には乗ってくれたんですけど、最前線の情報というか、受験生にしかわからない情報などは、自分でインターネットで集めるしかなかったので苦労しました。でも、どうしても東大に合格したかったので、その強い気持ちがあったからこそ、受験勉強を乗り越えられたんだと思います。

――大学では、どのように、学んでいきたいと思っていますか？

理科全般に興味があるので、幅広い知識と教養を身につけながら、やりたい専門分野を見つけていきたいです。

――まだ入学されて間もないですが、サークル活動や学外のことで何かやってみたいことはありますか？

サークルは今のところ3つほど考えていて、中高でやっていたテニスと、バンドと、東大SASUKEサークルです。バンドは大学から挑戦したいと思っています。

――将来、大学を卒業した後の目標などはありますか？

将来は、中学校の理科教員をめざしていて、大学で学んだことを活かしながら、理科の楽しさを中学生に伝えたいと考えています。また、専門分野から少し外れますが、ゲーム制作に携わる仕事にも興味があります。

――最後に、これから東大をめざそうと思っている高校生に、メッセージをお願いします。

実践的な話になるんですけど、自分が一番後悔していることは、過去問に手をつけるのが遅かったことです。数学や理科に関しては、共テ（共通テスト）明けから始めたので、かなり遅かったなと思っています。なので、東大に合格したいと思っている高校生には、過去問をなるべく早く始めることが大事だと伝えたいです。

――かなり説得力がありますね。ありがとうございました。

 

取材／2024年4月
インタビュー・構成／「キミの東大」企画・編集チーム

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