新入生インタビュー2024(まとめ)
新入生(2024-2018) 2024.08.09
2024.08.09
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PROFILE
大学って、すごく幅広い分野が学べる機関なのに、自分の中で何か一つのことをやりたいって思いすぎると、未来の行き先が固定されてしまって、もしうまくいかなかったときに引き戻せなくなるじゃないですか。その点、東大だったら、前期課程で学問分野を問わず、多様な授業から自分の関心に沿って学べるので、自分のより良い未来が実現できると思って選びました。
歴史学の中でも、特に西洋史の方に強い興味があって文科三類を選びました。これから学んでいく中で、興味の幅が広がっていくかもしれませんが、今は西洋史でもキリスト教など、宗教関連の歴史や神話に興味があります。
高校がSSH(Super Science Highschoolの略称)指定校だったので、1、2年のときに理数探究といったSSHプログラムの研究活動に熱心に取り組みました。当時は、物理地学研究部に入っていたので、部活ではナノVNAっていう機械を使ってマイクロ波についての研究をしていたんですけど、どうしたらより効率的な通信ができるのかっていうのを主題目的として研究に励み、高校2年のときに実験をしました。
物理地学研究部の顧問の先生が、トランジスタ技術っていう月刊雑誌を購読なさっていて、既刊誌を学生に貸してくれていたんです。たまたま読んだ雑誌の中でナノVNAに関する特集をやっていて、読み進めていくうちに興味が湧いたことがきっかけだったように思います。
部活では2年生の先輩から、物理の授業を先取りして講義をしてもらえる機会があったんですけど、すごいちんぷんかんぷんだったんですよ。もともと自分は数学にすごく自信があったんですけど、高校に入って自分よりも数学が得意な人を何人も見ちゃって、実は理系にはあまり向いてないかもしれないって気づいたんです。逆に、世界史の教科書とか読んでみたらとてもおもしろいなと感じたので、自然と文系を志すようになりました。
同じ高校の1つ上の先輩が、今年「ライラック」っていうミュージカルサークルを作ったので、入ろうかなと考えているところです。脚本を書くことにすごく興味があって、高校の文化祭でも、クラスの劇の脚本を担当していました。そのときの経験を活かしながら、活動をしていけたらいいなと思っています。
受験は運の要素が色濃くて、自分の得意な問題が本番で出るかどうか、自分のコンディションが良いかどうかで影響を受けやすいですよね。でも、今まで自分の積み重ねてきたこと、解いてきた過去問、参考書の量は何にも左右されない、絶対的な努力の証なんです。それを自信の根拠にして、これから東大合格に向けて邁進してくれたら嬉しいなと思っています。