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「都会と地方の教育格差を縮めるため、経済学の視点から現状を捉え解決法を模索していく!」―2024新入生インタビュー 文科二類

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“田村遙香さん"

PROFILE

  • 氏名:   田村遙香さん
  • 出身校:  山口県立下関西高等学校
  • 入学:   2024年 文科二類

――東京大学の文科二類を志望されたきっかけを教えてください。

高1の8月に行われたオンラインオープンキャンパスの個別相談会で、東大生と一対一で話す機会がありました。そのとき、私の大雑把な質問に丁寧に答えてくださったのがとても印象に残っていて、私も勉強ができるだけでなく、人間性にも優れた東大生になりたいな、と強い憧れを抱きました。そこから本気で東大をめざし、高2のときもオープンキャンパスに参加して様々な学部のオンライン授業を受けたところ、経済学をもっと突き詰めたいと思ったので、文科二類を志望しました。

――受験勉強はどのように進めましたか?

山口県出身で小中と地元でのほほんと過ごしていたんですけど、高校に入ってから都会の中高一貫校の存在を実感し、知らないうちに全国のライバルたちに出遅れていて焦りました。私はすごく負けず嫌いなので、見えないライバルたちとの差を少しでも縮めるために学校の定期テストも手を抜かず、数学と英語は先取り学習して、高校3年間は本当に勉強中心の日々を送っていました。

―受験勉強の乗り越え方やモチベーションを保つ方法があれば教えてください。

ライバルでもある友達と切磋琢磨することです。私の高校で東大をめざす人はほんの一握りだったのですが、毎回模試を一緒に受けて答え合わせをしたり、オススメの参考書を共有したりしていました。受験は団体戦だと強く感じました。また、東大のオンライン企画や高校で実施されるプログラムなど、興味のあることには自主的に参加してモチベーションを上げていました。地元で勉強しているだけではなかなか欲しい情報にたどり着けないので、いろいろ調べて積極的に行動しようという意識は強かったと思います。

――地方からの受験で大変さを感じましたか?

そうですね。やっぱり都会と地方の教育格差をすごく痛感しました。完全に平等っていうのはなかなか難しいかもしれないですが、大学では経済学の視点から現状を捉え、解決方法を模索していきたいです。

――勉強以外で大学でやってみたいことはありますか?

高校でいろいろ我慢した分、大学では興味のあることをとことんやりたいです。地方の高校生の進学支援をし、教育格差の解消をめざすFairWindやUTFRなどのサークルに入りました。今度は、私が勇気を与えられる存在になれたらいいなと思っています。また、留学などの国際交流を通して多様な価値観に触れ、視野を広げたいです。大学生活では、多様な人に出会い、いろんな経験をして、将来やりたいことを少しでも具体化できたらなと思います。

――最後に、東大を目指す高校生に一言メッセージをお願いします。

限られた天才だけが東大に合格するわけではありません。コツコツ努力すれば私でも東大に現役合格することができました。人生は一度きりです。もし、少しでも東大に興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。東大に入ったら、いろんな刺激をもらえる仲間にたくさん出会えます。サポートしてくれる周りの人への感謝の気持ちを忘れずに、後悔のない選択をしてほしいです。

――応援メッセージありがとうございました!

 

取材/2024年4月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム