「お互いに刺激し合う環境の中で視野を広げ、多角的な視点をもつ外交官になりたい」―2024新入生インタビュー 文科一類

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河口達郎さん

PROFILE

  • 氏名:   河口達郎さん
  • 出身校:  静岡県立浜松北高等学校
  • 入学:   2024年 文科一類

――なぜ、東大の文科一類を選んだのですか?

将来は、国際的な視野も含めて多角的な視点をもつ外交官になりたくて、文科一類を選びました。東京大学は、多様な個性と背景をもった人たちが集まってくる大学なので、その価値観に触れてもっと視野を広げたいと思っています。

――外交官になりたいと思ったきっかけを教えてください。

世界各地の文化が、互いを尊重しながら共存し、時には複数の文化が化学反応のようなものを起こして、新たな文化が生まれる、そんな美しい世界を創ってきたいなと思っていて、その手段として、外交官という道があるのではないかと考え、志すようになりました。

――大学ではどのように学んでいきたいと思っていますか?

外交官になりたいからといって、必要なことだけを学ぶのはつまらないと思っているので、前期課程では自分の専門にとらわれずに、数学の授業も積極的に受けて、幅広く学んでいきたいです。ほかにも、第二外国語はロシア語を選んだんですけど、クラスには多様な人がたくさんいて、とても刺激になります。お互いに刺激し合うことで、それぞれの成長につなげていけたらと思っています。

――高校時代は何か夢中になっていたことはありますか?

漕艇部(ボート部)に所属していました。仲間たちと意見をぶつけ合いながら、より効率の良い漕ぎはどんな漕ぎなのか、試行錯誤しながら日々練習しました。日本一を目指して臨んだ全国大会は、最高の順位が国民体育大会の5位だったんですけど、それがすごく悔しかったので、東大でも漕艇部に入ろうと考えています。

――受験勉強はどのようにして乗り越えましたか?

まずは、自分の学力の立ち位置を把握し、苦手な分野や勉強法の改善点を知って、そこから、東大受験まで逆算して、とにかく勉強しました。ぼくの場合、過去問を解くことで、東大と今の自分の実力の差がはっきりとわかるので、やるべきことを効率的に進められました。

――入学してからの東大の印象はいかがですか?

自分がかねてより興味を持っていた外国語の授業は、第三外国語も含めるとその選択肢が非常に豊富で、様々な言語文化の、共通点や相違点を実感を持って学べることに魅力を感じています。外国語の授業を離れても、留学生もたくさん東大で学んでいて、多様なルーツをもつ人と同じテーマについて一緒に考えることでより深い考察が得られることがとても楽しみです。

――最後に高校生・受験生に向けて、メッセージをお願いします。

東京大学の入試問題は論述が基本なので、答えや解法がひとつに定まる問題は少ないので、いろいろな答えがありうる問題を楽しみつつ、そういった問題に取り組む中で、多角的な視点や多様に考える力を養っていってほしいなと思います。

――高校生へのメッセージ、ありがとうございました!

 

取材/2024年4月
インタビュー・構成/「キミの東大」企画・編集チーム