高校生・受験生が東大を
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――東京大学を志望したきっかけを教えてください。

自分が専門的に学びたいことがまだ決まっていなかったので、文理問わず融合的に学んでから進路を決められる進学選択制度が、他大学にはない魅力だなって感じましたし、多様な授業の中から自分の興味に合わせて学べるリベラルアーツ教育というのも良い制度だなって思いました。

――高校時代、熱心に取り組んでいたことはありますか？

将来のイメージとして国際的に活躍できる仕事に就きたいと考えているので、できるだけ、英語に触れて英語に慣れるため、夏休みには学校で開催されるエンパワーメントプログラムで日本の大学に留学している世界各地からの留学生と対面で交流したり、ネイティブの先生にレクチャーを受け、英語でプレゼンなどをするイングリッシュワークショップに参加したりしました。また、英語力をレベルアップさせるためにもラジオ英会話も毎日聞いて、リスニングを鍛えていました。もともとは理系だったんですけど、実は英語や国語が好きすぎて、高校3年で文転したんです。

――文転した理由はなんだったのでしょう。

興味のある科目が文系の方に偏っていたということもあって、自分が楽しいと思う勉強に力を入れる方が受験勉強をうまく乗り切れるかなと思ったのが文転をした理由です。周りには反対されましたし、文系の授業は高校3年からしか受けられなかったので、高校2年の間に遅れた分を取り戻さなければいけないのが大変でした。

――これから東大に入って、どんなことを勉強したいですか？

法学・政治学の知識を得ることはもちろん、古典文学にも興味があるので幅広く学んでいきたいです。『あさきゆめみし』という漫画を読んでから、昔の人も現代の人と変わらない感性をもっていたんだなってことにすごく感動して、源氏物語をもっと調べてみたいと思うようになりました。

――勉強以外で何かやってみたいことはありますか？

第二外国語は韓国語を選択したので韓国留学もしてみたいですし、ボランティア活動にも興味があります。自分が興味をもった活動には積極的に参加して、人とのつながりをつくり、人脈を広げていけたらと思っています。

――最後に、東京大学を目指そうと考えている高校生にメッセージをお願いします。

目標を叶えるまでの道のりは人それぞれです。険しい道のりのように感じるかもしれませんが、高い目標を持ち続けていれば、必ずその努力が報われると思うので、少しつらいことがあっても、後ろを向かず、ひたすら前を向いて突き進んでいってください！

――応援メッセージありがとうございました！

 

取材／2024年4月
インタビュー・構成／「キミの東大」企画・編集チーム

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