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「スイス留学を経て政治と言語に関心が高まり法学部へ。軸足を定め、柔軟に学んでいきたい」―2018推薦生インタビュー 法学部

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PROFILE

  • 氏名:   萬屋杏菜さん
  • 出身校:  東京学芸大学附属国際中等教育学校(東京都)
  • 入学:   2018年 文科一類(法学部進学予定)

――法学部を志望したきっかけを教えてください。
高校1年の夏から高校2年の夏まで、スイスの公立高校に留学していて、スイスの政治システムの特徴である直接民主制に強く衝撃を受けたことがきっかけで、政治に興味をもつようになりました。スイスって、多言語国家なので、どうしても少数派という人たちが出てきてしまうんですけど、その言語的にマイノリティと識別される人々に対して、政治的アプローチがどのようにとられているのかということに課題意識をもちました。留学から帰ってきてからも、様々な国の例について研究したことから、さらに政治と言語に関心が高まったので、法学部を志望しました。

――推薦入試に挑戦しようと思ったのはいつ頃でしょうか?
高校3年です。留学から帰ってきて、実質1年ちょっとくらいしか受験準備に時間を充てられなかったのですが、自分の特性を一番活かすことができるのは推薦入試かなと思って、挑戦することにしました。一般入試も視野に入れながら準備していたので、不安に感じるときもありましたが、自分では結構うまくスケジュール管理ができたと思っています。

――東大の授業が始まってしばらく経ちましたが、印象はいかがですか?
想定内・・・というのが答えですかね。東大受験を考えたときに、インターネットや大学案内、あとは東大法学部が取り上げられているニュースとか、本当によく東大の教育について調べたんです。もうWEBサイトの端から端まで読みました(笑)。入学する前にシラバスも見つけて読んでいたので「東大法学部の特徴ってこういうところにあるんだな」っていうことは、自分なりにつかんでいたので、今は本当に楽しいですね。

――将来はどのような進路を考えていますか?
実務系も研究者の道も面白そうだなと思っていますが、具体的にはまだ決まっていません。まずは、言語というテーマを政治という切り口から見て、大学での学びを通して柔軟に考えていきたいと思っています。いずれにしても、まずは法学部で自分の基盤を作りたいです。

――大学生活でやりたいことはありますか?
高校で留学をしたことは、自分を成長させるためにもすごくよかったと思っているんですけど、「日本でもっとできたであろうことが、できなかった」と少し後悔しています。なので、大学では、東大でしかできない学びや課外活動など、いろんなことに挑戦したいです

――最後に、学生生活の抱負をお願いします。
尊敬する人物はたくさんいるんですけど、植物学者の牧野富太郎の社会状況に左右されずに自分のパッションで植物の研究を貫いたところがすごく素敵だなと思っていて、私も自分の目指すものを情熱をもって追求し続けていきたいです。

――ありがとうございました。これから4年間、充実した学生生活を送ってくださいね。
 

取材/2018年4月
最終更新/2022年7月
インタビュー/東京大学高大接続研究開発センター教授・濱中淳子(当時)
構成/「キミの東大」企画・編集チーム