推薦生インタビュー2024(まとめ)
推薦生(2024-2018) 2024.07.24
2024.07.24
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PROFILE
――東大の医学部を志望したきっかけを教えてください。
子どもの頃から医師をめざしていました。知的好奇心が旺盛で興味がいろいろな方向に向いていることもあり、医学はもちろん、様々な分野の学問を学びたいと考えています。今は宇宙医学に興味があり、国際性や医学だけではなく、工学や理学など世界レベルで学べる環境が整っている東京大学を志望しました。
――なぜ、宇宙医学に興味を持ったのですか?
夜空に輝く星を見るのが好きで、見上げるだけでなく、人類が月や火星に降り立つなんて、私の想像を超え好奇心を掻き立てられます。宇宙開発技術がどんどん進歩し、今後、人類の生活圏が宇宙にも広がったとき、宇宙環境が人間の身体や精神状態にどのような影響があるのか、宇宙空間での医療はどんな形になるのかなど研究内容は多様であり未知な部分があるというところにも興味を持ちました。宇宙環境が人類に与える影響を探究し、地上での常識に捉われない新しい医療を確立したいと考えています。
――高校生のときに取り組んだ活動について、教えてください。
高校では文化祭実行委員広報部署長として、他部署長や広報部署員と協力したり、科学の甲子園に挑戦し、チームで戦略を立てたり、仲間と共に活動する大切さを改めて実感しました。環境問題に関する独自研究は、英語論文と国際学会で一般発表し、同学会高校生発表では最優秀賞を受賞しました。また、スタンフォード大学で開催されたSTEAMキャンプに参加し、海外の大学生から最新のVR技術を学び、国際的な視野が広がりました。ほかにも興味を持ち、様々な活動に取り組んできましたが、どの経験から得た学びも、将来に向けて自分を大きく成長させてくれたものとなりました。
――学校推薦型選抜を考え始めたのはいつ頃ですか?
東京大学に学校推薦型選抜があることは知っていたのですが、高校までの活動は、自身の興味や関心に基づいて行った活動であり、学校推薦型選抜の受験のためにやってきたわけではありませんでした。高3の夏の面談で担任の先生から推薦という形での受験を薦めていただき、自分の行った活動を評価して頂けるのであれば、挑戦してみようと思いました。
――学校推薦型選抜に挑戦したことで、良かったことはありますか?
10月の校内選考で選ばれ、11月の出願書類の提出まで1か月もなく、一般入試の勉強と書類の作成の両立がとても大変でした。しかし、自身が行った研究活動は、学会発表の際にまとめてありましたし、志望理由書などの作成は、これまでの自身の活動を振り返るよい機会になりました。また、ポスター作成やプレゼンテーションからは、受験勉強以外のことが学べ、高校生の私にとってとてもよい経験ができたと思っています。
――大学でやってみたいと考えていることはありますか?
自身の研究経験から、患者さん一人ひとりに合った治療の提供をめざすゲノム医科学分野にも関心を持ちました。宇宙環境においても、遺伝子疾患の探究と発展に重要な研究分野と考え、将来めざしている宇宙医学の研究につながるように知識や技術を学びたいです。課外活動は、まだ迷っていますが、とにかくスポーツはしたいと思っていて、鉄門バドミントン部に入部しようか考えているところです。また、大学在学中に海外留学もしたいと考えています。
――将来はどのような進路を考えているのでしょうか?
人類の生活基盤に影響を与えている環境問題は地球規模で深刻化しており、自身の研究を続けていく中で、環境問題についてより深く考えるようになりました。大学では、医学の幅広い専門知識を身につけ、問題解決に向けて多角的に学んでいきたいと思っています。また、海外経験で培ったコミュニケーション能力と異文化理解の精神は、国際的に活躍するための基盤になると考えています。将来は、これまでの経験を活かしながら、国際的に活躍できる医師として人類の健康と命を守る研究を行い、宇宙医学の発展に携わり、社会に貢献していきたいです。
――最後に高校生・受験生に向けて、メッセージをお願いします。
何かに一生懸命取り組んでいたり、大学でやりたいことがあったりするならば、東京大学は、そのための最高の環境が整っています。同じような志を持った学生、相談やアドバイスをいただける先生方や先輩方との出会いもあります。ぜひ、学校推薦型選抜に挑戦してください。
――高校生へのメッセージ、ありがとうございました。