推薦生インタビュー2024(まとめ)
推薦生(2024-2018) 2024.07.24
2024.07.24
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PROFILE
――学校推薦型選抜で理学部を志望した理由を教えてください。
中学と高校で、国際数学オリンピックや科学の甲子園といった学外で科学に関わるイベントに参加した経験がございまして、そのようなイベントで問題に向かったり、ほかの選手と交流をしたりすることを通し、数学の厳密さや奥深さ、言語の壁を越えた普遍性に魅力を感じました。その経験から、研究という形で数学をこれからも突き詰めていきたいと思ったからです。
――理学部を志望する中でも学校推薦型選抜を受験した経緯をお聞かせください。
先生に薦めてもらったことと、そういったイベントに参加されていた先輩方が学校推薦型選抜で東大に入学していて、入学後も得られるものがたくさんあると聞いたからです。
――学校推薦型選抜に挑戦しようと思ったのはいつ頃ですか?
高3になったときぐらいから学校推薦型選抜に対する興味をもっていましたが、出願する意志を固めたのは夏頃でした。
――学校推薦型選抜の準備を通して、良かったことや大変だったことはありますか?
出願書類を作成するときは、将来、研究者をめざすといっても、自分の中でまだ曖昧だった部分がかなり多くあって、そのようなものを一つ一つ言語化するという作業が想像以上に大変でした。でも、その過程で自分の将来がはっきりしてきたので、これからの人生を一度考える良い機会になったと思います。ほかにも、学校推薦型選抜に挑戦することを決心してからは、想像の範囲内ではあったのですが、一般選抜の対策についても気は抜けない状況が続いたことがやっぱり大変でした。
――まわりの東大生の印象はいかがですか?
それぞれ、自分のやりたいことがかなりはっきりしている人が多くて、話しているだけで自分の知らなかった分野の話を聞けたりして、すごく有意義です。その中でも推薦生は、将来的に専門にしたい分野とかも決まっていて、どの人も自分の分野を広めたいという気持ちが伝わってきました。お互いに刺激し合える環境の中で、話すのがとても楽しいです。
――授業以外にもやってみたいことはありますか?
オーケストラに興味があって、楽器はビオラをやりたいと思っています。中高で6年間やっていたので、それを大学に入っても続けていきたいです。また、学生同士のつながりができてきたので、学生同士で集まって、数学や物理の本をみんなで読んでいく自主ゼミをやっていきたいと考えています。すでに少しずつ計画が始まっているのですが、推薦生でその分野に興味がある人やクラスの人、高校のときからの友人に声を掛けて、メンバーを集めているところです。
――この先、どのような将来像をイメージしていますか?
学部を卒業した後は、修士課程、博士課程と進んで、将来的に数学の研究者になりたいと思っております。専門知識を活かしながら数学の魅力を多くの人に広めたいです。
――最後に、東大をめざそうとしている高校生にアドバイスをお願いします。
自分のペースでやるのが一番ということです。受験生活を振り返ると、まわりに流されて焦ってしまって、自分が勉強をする意味を見失ったり、ペースが崩れたりしてしまうことが多かったように感じます。まわりに流されず、自分のしたいことを自分のペースでしてほしいなと思っております。
――高校生の背中を押すメッセージ、ありがとうございました。